ヨガインストラクターがオススメするヨガの本4選|初心者から上級者までヨガ哲学が学べる人気の書籍は

 ヨガインストラクターがオススメするヨガの本4選|初心者から上級者までヨガ哲学が学べる人気の書籍は
Getty Images
伊藤香奈
伊藤香奈
2019-08-09

「ヨガ」と聞くと、まずはじめにアーサナを思い浮かべがちですが、ヨガでもっとも大事なのは「ヨガ哲学」。たとえインストラクターでなくても、ヨガのポーズや練習を進めていくと次第にヨガの哲学にも興味を持ち始める人は多くいます。「ヨガの哲学について知りたい!」そんなあなたの知的好奇心を満たす4冊の本をご紹介。どれもヨガインストラクターがヨガ哲学を学ぶ際に手に取るものばかりです。もちろんヨガ初心者にもわかりやすくてオススメ!

広告

ヨガはポーズをとるだけでなく、その背景にはポーズや呼吸・瞑想を通じて、また日常の行いを通じて学ぶべき哲学があります。その哲学は時に「おばあちゃんの知恵袋」のように身近に感じられるものから、人生そのものを考えさせられる深いものまで様々です。

ヨガ哲学は勉強するべき?

ヨガ哲学は、ゲームで例えるなら攻略本。旅で例えるなら地図。人生を進むための道しるべになってくれます。しかし、ヨガを練習している人は全員、ヨガ哲学を深く理解しているか?というと、そんなことはありません。ゲームを進める上で、攻略本に頼る人もいれば、本なしで自力でゲームをクリアしたい!と思う人もいるし、旅に出るにも地図を持つ人と、行き当たりばったりを楽しむ人もいる。個人の嗜好によるところもあります。また、ヨガ哲学が好きかどうか、学ぶ必要があるかどうかも、本人の選択に委ねられています。ヨガインストラクターであっても、深く哲学を理解しそれを伝えたいと思っている人もいれば、ポーズを気持ちよく取ることを伝えていてヨガ哲学には触れないという人も実はたくさんいるのです。

ヨガ哲学を学ぶメリット

ヨガを練習する上で、ヨガの哲学を知っていると、ポーズ1つ1つからも数多の意味や意義を感じることができます。ポーズの深まりを味わい、ポーズが単なる身体のトレーニングではなく心身のトレーニングになっていくでしょう。また、日々の悩みや苦しみの救いになるヒントをたくさん得ることもでき、人生の道しるべになります。女性は特にありがちですが、たくさんの人に相談し過ぎて結局答えが見つからなかった、という体験はありませんか?そんな時、ヨガの哲学に従って物事を捉え、答えを導き出してみよう!と決めるだけでも、ブレがなくなり考える道筋が見えやすくなるでしょう。

人生で一度は手に取りたいヨガ哲学の本

ヨガインストラクターも愛読している、オススメのヨガ哲学の本をご紹介します。ピンときた1冊から、まずは手に取ってみてはいかがでしょうか。

やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ 

ヨガ 本
「やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ」著者:向井田みお¥2,376(2015年)/YOGA BOOKS

ヨガの代表的経典『ヨーガスートラ』を、インド哲学を学び続ける 向井田みおがやさしく解説。 著者が3 年半インドに留学していた時の恩師、スワミ・ダヤーナンダジの『ヨーガスートラ』の講義を元に、サンスクリット語の原典から訳し、『ヨーガスートラ』に関する2 つの解説書、ヴャーサ(『バガヴァッドギーター』著者)の『ヴァーシャン』とシャンカラーチャリヤの『ヴィヴァラナ(解説書の解説)』を参照した上で、読んですぐ実践できるような解釈を加えました。

インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ) 

ヨガ 本 インテグラルヨーガ
「インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ)」著者:スワミ・サッチダーナンダ¥1,944(1993年)/めるくまーる 

心の科学・ヨーガの全容 生活者のための根本教典。ヨガインストラクターの養成講座でも教本として使われることの多い1冊。難解な部分も含まれますが、何度も読み返すうちにその深みに気づけたときの「そういうことか!」という発見も楽しめる。

現代人のためのヨーガ・スートラ 

ヨガ 本 現代人のためのヨーガ・スートラ
「現代人のためのヨーガ・スートラ」著者:グレゴール・メーレ ¥3,024(2009年)/出版社:ガイアブックス

インド哲学を長年研鑽してきたドイツ人ヨーギー、グレゴール・メーレによる、鋭い洞察と深遠な解釈、現代人に訴えかける数々の具体例が織りまぜられた「ヨーガ・スートラ」の概説書。

ヨーガの哲学

ヨガ 本 ヨーガの哲学
「ヨーガの哲学」著者:立川武蔵 ¥994(2013年)/講談社学術文庫

 「俗なるもの」の否定に「聖なるもの」は顕現し、「聖なるもの」の力によって「俗なるもの」は「聖化」される──。世俗を捨て、「精神の至福」をもとめる宗教実践・ヨーガ。身体のエネルギーセンター・チャクラ、調気法、坐法、マンダラを前に瞑想する観想法など、仏教学の泰斗が自らの体験をとおして具体的にその哲学をときあかす、必読のヨーガ入門。

ヨガ哲学に触れてみよう

ヨガ哲学は、本を読み始めると小難しくてなかなか理解できない、ということもあるかもしれません。読み進められない時は、少しお休みしながらゆっくりと向き合ってみましょう。何かヒントが欲しい時にペラペラとめくっていれば、必要な時に必要な言葉に出会えるかもしれません。

ライター/伊藤香奈
ヨガインストラクター、ヨガライター、会社員。ハワイで全米ヨガアライアンス200時間を取得後、ヨガマットブランドにて新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年に、ヨガインストラクターのビジネスサポートを行うコンサルタントとヨガライターの活動をスタート。現在はヨガライターの養成にも力を入れている。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告



Galleryこの記事の画像/動画一覧

ヨガ 本
ヨガ 本 インテグラルヨーガ
ヨガ 本 現代人のためのヨーガ・スートラ
ヨガ 本 ヨーガの哲学