SUPヨガが教えてくれる深〜いヨガ的人生哲学
夏のヨガといえばSUPヨガ。視界を遮るものが何もない広い海でヨガをするだけでも最高に気持ちがいいもの。さらにSUPヨガでは、深いヨガ哲学を体感できる側面もあります。
夏!海!ヨガ!といえばSUPヨガですよね。SUPヨガは、SUPを漕ぐことやアンバランスなボードの上でポーズを取る体幹トレーニングの要素や、自然の中で心も体も解放させるリラックス要素があります。さらにSUPヨガは、人生を学ぶ哲学的要素も含まれています。SUPヨガの体験から、あなたの人生のヒントが得られるかも?
1 不安定なボードに踊らされない
SUPヨガの1番の醍醐味は、不安定なSUPボードの上でバランスを取ること。そこでよく考えてみてください。ボードはそもそものかなりの浮力があり、絶対に沈むものではありません。さらに、自らがボードの上に乗らなければ、揺れることもなく安定して海面に気持ちよく浮かんでいます。SUPボードの上に立ちボードを不安定にさせているのは、海のせいでもボードのせいでもなく、自分自身なのです。これを哲学的に捉えると、どうでしょうか。
自分の軸をしっかり保つ
恋愛、職場の周りや家族の人間関係で悩みを抱えている時。心の不安定の1番の原因は、自分自身かもしれません。例えば、必要以上に首を突っ込んでいるから不安定。心配しすぎ。自らが絡むことで、助けているようで実は他人のボードを不安定にさせていることも。ボードは、自分の体幹を安定させる意識を持つことで、揺れがなくなります。ヘソ下の丹田に力をいれたり、脚の外側の筋肉を使わず、軸を保つために内側の筋肉を意識します。胸を張り目線を遠くに向けることで、さらにボードが安定します。人生も同じく、自分の内側に意識を向け、それでいて視野を広く持つことで、周りの環境や意見に流されず軸をしっかり持てるようになり、自分自身の心身が安定してくるのです。
すぐにイライラしてしまう人への学びは?
2 拒むのではなく楽しむ
SUPヨガのもう1つの醍醐味は、海へのドボン!不安定なポーズで揺れた耐えきれず海に落ちることです。最初はボードから落ちたくない一心で堪えますが、1度ドボーン!と落ちてしまえば、もうなれっこ!落ちることが怖くなくなるります。だからこそ、さらに難易度の高いポーズにもチャレンジできて、上達が早くなります。これを哲学的に考えるとどうでしょうか?
あらがわず楽しむことでチャレンジの幅が広がる
人は、体験したことがないことには、どうしても恐怖心を持ちます。しかしその恐怖心に支配されていることで、自分の成長を妨げたり、可能性を広げられずにあることもあるのではないでしょうか。思い切って飛び込んでみたら、大したことではない!ということは良くあります。(SUPヨガで海に落ちることは、100%誰でもあるし、大したことではないに、みんな最初は「絶対に落ちたくない!」とガチガチになっているんですよね。)どんな場面も思い切って飛び込んでみる!そしてその状況を楽しむことで、上達のスピードは格段に上がってくるでしょう。
体感してみてみよう!
人間関係で悩んでいたり、自分の軸が定まらない悩み、自分の成長の頭打ち感に悩んでいる人は、ぜひSUPヨガを体感してみて。SUPヨガをきたり、ドボーン!勢いよく落ちたり。最後のシャバアーサナではボードの上でプカプカのリラックスすることで、思わぬ人生へのヒントを得ることができるかも?!
ライター/伊藤香奈
ハワイで全米ヨガアライアンス200時間を取得後、ヨガマット卸業者にて商品開発、新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年に、ヨガインストラクターのビジネスサポートを行うコンサルタントとヨガライターの活動をスタート。現在はヨガライターの養成にも力を入れている。
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