本当にお腹に効いている?ヨガで腹筋が鍛えられているかチェックする方法
ヨガのポーズは柔軟性に注目しがちですが、お腹の筋肉も鍛えるべき?鍛えるとどんないいことがあるの?読者が知りたいあらゆるお腹の疑問を3人のヨガティーチャーが解決します。今回のテーマは「ヨガとお腹の関係」。ヨガスタジオでよく耳にする「お腹が使えているか(鍛えられているか)」チェックする方法をご紹介します。
Q.ヨガのとき、こんな状態ならお腹が使えていますよね⁉
ヨガ後にお腹が筋肉痛になる場合
A.痛みはアウターが使えた証拠
痛みを感じるのはアウターですが、感覚がないだけでインナーもアウターとセットで使われています。(乳井先生)
ポーズ中はお腹に力を入れていてカチカチになる場合
A.体幹を真っすぐ保つときには◎
腹筋を使い、体幹を真っすぐキープするポーズではお腹が硬くなります。ポーズの安定も実感できるはず。(ゴウ先生)
ポーズ中はお腹をずっと凹ませている場合
A.背すじを伸ばせていればOK
お腹を凹ませたとき、骨盤後傾&背中が丸まっていてはNG。背すじを伸ばし、お腹の筋肉がオンの状態を保ちましょう。(楠原先生)
ポーズのときは腹式呼吸を心掛けている場合
A.胸式呼吸にしないとお腹に力が入りません
腹式呼吸は息を吸ってお腹がふくらむときに力が抜けます。ポーズをキープできずバランスを崩すので胸がふくらむ胸式呼吸が正解。(楠原先生)
胸が膨らんでいない
胸が膨らんでいる
Q.ヨガのときにどんなことができていれば「お腹を使えている」?
恥骨とみぞおちを離して、お腹が平らな状態をキープできる
恥骨とみぞおちを引き離しお腹をフラットに。この状態がキープできればお腹の筋肉が働いている=使えている状態です。逆に力が抜けてお腹がだらんと前に出てしまうのはNG。(楠原先生)
バランスポーズや体幹を使うポーズが安定している
片足立ちのバランスポーズで体がグラつかなければお腹を使えています。体幹を使うダウンドッグやプランクポーズでお腹が落ちないことも指標になります。(ゴウ先生)
教えてくれたのは
乳井真介先生…リラヨガ・インスティテュート主宰。伝統的なヨガと現代的なヨガを自由自在に使いこなす。一般向けレッスン、ティーチャートレーニングと幅広く活動している。
佐藤ゴウ先生…IHTA理事、ヨガインストラクター。YMCメディカルトレーナーズスクールにて各クラス、 養成コースを担当。ヨガ哲学を伝え、心身の繊細な感覚を見つめる「感じるヨガ」を展開。
楠原宏子先生…ヨガインストラクター。UTLにて一般クラスとティーチャートレーニングの講師ほか、クランティ先生のマイソールクラスでアシスタントと代行を務める。
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