アラフォーヨガ初心者!本田ゆうすけのインド修行記【卒業試験本番‼編♯18】
頑張り屋な彼女は、うまくいかなかった自分と向き合い、自由時間も夜遅くまで練習を繰り返していました。迎えた卒業試験当日も、緊張でお腹が痛くなり、再度地獄のような顔になってしまう場面もありましたが...(笑)。 本番では、ふっきれたように大きな声で、素敵なレッスンを行ってくれました。合宿当初に腰を痛めてしまうなど、いろいろとトラブルの多かった彼女ですが、その度に乗り越え、成長していくようでした!
バックパッカーのF君の場合。
世界中を旅し、インドも何度か経験済み。以前インドでヨガを受けて興味を持ったようで、今回も旅行ついでにヨガ合宿に参加。コミュニケーション能力のある、いじられ盛り上げキャラです。彼は僕と同じ、‟体硬い同盟”のメンバー。「世の中には、二種類の人間がいる。体の硬い人と柔らかい人だ」と言いたくなるくらい、僕たち二人は明らかに他のメンバーよりカチコチの状態で参加していました。
そんなF君は、スピリチュアルな話が好き。ヨガ哲学の講義も興味津々で参加し、先生に質問をぶつけ、みんなと白熱した議論を交わしていました。
練習レッスンにおいても、特にこだわりを見せたのは、マントラ。前述したように、マントラは端折ってしまってもよいのですが、みんな「せっかくだから」と自分のレッスンでも取り入れていました。いつも先生が1小節唱えた後、生徒が続いて唱えるという形。
いよいよF君が先生役で、マントラを唱える時が来ました。みんなあぐらで目をつぶり、静かな空間。僕は体調を崩してしまい、その日は後ろの方で見学していました。
「オムカ~ラビンドゥサムユッタ~ン...(Omkara bindu samyuktam)」
彼の第一声を聞いた時、メンバー全員が(ヤバい)と思ったのではないでしょうか。なぜなら、おそらく彼は普段より「イイ声」で歌おうとしているのです。本気とも冗談ともつかないそのソプラノボイスに加え、こだわりを見せているくせに歌詞をあんまり覚えていない無責任スタイル。
まずNちゃんが、笑いをこらえながら床に突っ伏してしまいました。その波は止まりません。Mちゃんは手で顔を覆い、Yちゃんは体全体がガクガクと震えています。こうなってしまうとどうしようもありません。焦るF君はなんとか立て直そうとしますが、みんな声も出せない状態です。
ついには、「ワラウ、ナイ!!」とプラカーシュ先生から怒られてしまいました。笑顔で楽しくレッスンするのと、笑いすぎてレッスンにならないのとでは、まったく別もの(^^;
本番でのF君は、「さあみんな、一緒に!」とみんなで歌って、自分の歌詞忘れをごまかす作戦でなんとか乗り切り(?)、無事合格をもらうことができました。
そんなメンバーに比べると、僕は特筆すべきこともなく(笑)。もちろんレッスン自体は未熟なものですが、練習で指摘された点を改善したり、その中でも呼吸を大事にするよう意識したり、とテーマをもって取り組めたのが良かったです。
そして、レッスンをしながら「楽しい」と思えたことが、何よりでした。
他のメンバーも、それぞれ素敵なレッスンを行ってくれました。ヨガ哲学で学んだことを反映するようなレッスンだったり、みんなとヨガができること・つながったことに感謝を捧げたり。
一人また一人とレッスンが終わるたび、お疲れ様!の気持ちと一緒に、少しづつお別れが迫る寂しさも覚えます。
メンバー全員、無事に合格することができました。あとは卒業式を残すのみです。
さて、卒業試験でいろいろ頭を悩ませながらも、しっかり息抜きもしていました(^^) 最後に、試験期間中のお出かけをご紹介。
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