部下や後輩にやる気が見られない…そんな時に試したい4つのこと
③評価して認める
自分の思い通りにいかないと、どうしても相手を否定してしまったり、ネガティブな評価を下しがち。マイナス面を見つけることよりも、小さいことでもいいのでプラスの面を見つけて評価してみましょう。怒られるよりも、褒められることの方がやる気になりますし、やる気が低下している場合は、自分への自信も低下していることもあるので、褒めることで部下や後輩のセルフイメージ(自分への印象)をポジティブな方向に高めてあげることが大切です。
④“責める”から“育てる”へ
部下や後輩の行動や言動が目に入ると、「後輩や部下がこんな感じでは困る。自分が何とかしなくちゃ。」そんな思いに駆られることありませんか?でもちょっと待って。それは会社や組織のことを考えてのことなのでしょうか?それとも自分と合わなくて気持ちが晴れないから攻撃に走ってしまうのでしょうか?そんな風に問われると戸惑ってしまうかもしれません。でも、こうして「自分がどう思っているのか」ということに意識を向けるのも実は大切なこと。部下や後輩にアプローチする前に、【自分がどう在りたいか、どう考えているか】に意識を向けてみましょう。もしかすると、あなたの中にある葛藤やストレスから、部下・後輩のことを客観的に見れない状態になっている。なんてこともあるかもしれません。
自分のことを客観視するためのツールとして、ヨガのアーサナ、呼吸法、瞑想が役立つことがあります。ヨガをすること自体があなたのストレスを軽減させてくれるかもしれません。また、他者のことに意識が向いていると、意外と自分の感情やストレスなどは置いてきぼりになっていたりするもの。意識を自分へと向け、日々頑張っている自分をケアする意味も込めてヨガをしてみると良いでしょう。
部下や後輩との関わりも意外と気を使っていたり、何かと考えてしまいがち。そんな時は一度【自分はどうだったか】【自分ならどうするか】を客観的に見つめてみることが解決の近道になるかもしれませんね。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」資格を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。
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