肋骨を触りながら呼吸してみよう|理学療法士がヨギに知ってほしい体のこと

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肋骨を触りながら呼吸してみよう|理学療法士がヨギに知ってほしい体のこと

得原藍
得原藍
2019-04-22

理学療法士として活躍する得原藍さんが、ヨギに知ってほしい「体にまつわる知識」を伝える連載。今回は、ヨガとは切り離せない「呼吸をするときの肋骨の動き」について学びます。

「胸」の動きに意識を向けて呼吸をしてみよう

呼吸を意識するとき、どの部分の動きに注目しますか。腹式呼吸、という言葉があるように、腹部に手を置いて膨らみやへこみを感じることが多いのではないでしょうか。横隔膜の動きや、それに伴う腹腔の容積の変化は、とても大事な要素ですが、ときには「胸」の動きに意識を向けてみましょう。そこには肋骨があります。その中には肺があって大きな血管と心臓があって、生命を支えています。肋骨の動きを意識すると、横隔膜の動きと連動して各部分がそれぞれの動きをしているのがわかります。肋骨がうまく動かなければ、中の肺も大きく膨らむことができないので、横隔膜の動きとともに肋骨の動きも確認できるといいと思います。

肋骨は、胸部の前方にある胸骨という縦に長い骨からはじまって、背中の骨である脊柱まで、美しいカーブを描いて左右の空間を作り出しています。まずは胸の上部に手を置きましょう。上部の肋骨は、鎖骨の真下から始まっています。ですので、一番上の肋骨は正確に触ってたどることが難しい位置にあります。背中側も、大きく厚い筋肉に覆われているので触ることはかないませんが、呼吸をすると、上に持ち上がったり、下に下がったりする様子が感じられると思います。もしあまり感じられないようなら、手を置いた場所を吸い込んだ空気で押し広げるようにして、意識的にその部分に「空気を入れる」ような感覚で呼吸してみてください。どうでしょうか。うごきましたか。この部分は肩周りが緊張していると動きの感じづらい部分でもあります。肩周りを使うアーサナを行う前後で比較してみると、変化が感じられるでしょう。

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