スマホ&PCの長時間利用者必見! 【しつこい肩こり解消】脇の下ストレッチ

 スマホ&PCの長時間利用者必見! 【しつこい肩こり解消】脇の下ストレッチ
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高木沙織
高木沙織
2025-03-21

肩がこっていると感じて首や肩、肩の後ろ側を揉んだりすることが多いと思います。これらの部位をマッサージすることも肩こり対策に効果的ですが、実は脇の下の硬さが原因になっていることもあります。そこで今回は、脇の下の筋肉をほぐす簡単なストレッチをご紹介します。

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肩こり対策のポイントは脇の下

脇の下に触れた時、硬さを感じることはありませんか?脇の下が硬い正体は、脇の下の肋骨~肩甲骨の内側にある前鋸筋(ぜんきょきん)が凝っていることが関係しているかもしれません。

前鋸筋は肩甲骨を前方に引き、腕を前方に押し出す働きをする筋肉。日常生活では窓やテーブル、床を拭くなど腕を前に出して大きく動かす時、スポーツでは野球のボールを投げたり、バスケットボールをシュートしたりするような動き、ボクシングのパンチ、腕立て伏せのひじを伸ばす最後の5~10度のあたりでよく使われます。

前鋸筋がこるのはなぜ?

前鋸筋がこる主な原因は、日頃の姿勢や運動不足(腕をあまり動かさずに過ごす)、運動での使い過ぎです。例えば、パソコン・スマートフォンを長時間使う人は腕を前に出したままの姿勢が固定されて筋肉が緊張します。反対に、スポーツで前鋸筋を使いすぎることも筋肉への負担になるでしょう。

前鋸筋は、肩甲骨の動きと関係する筋肉ですので、前鋸筋が硬くなると肩甲骨が適切に動かず、まわりの筋肉・組織に影響を与えて肩こりが引き起こされることもあります。

また、脇の下にある腋窩(えきか)リンパ節は、手や腕、胸からのリンパ液が流れ込む大事な場所です。ストレッチなどを用いてリンパ液の流れを促すことは筋肉の硬さが和らぐほかにも老廃物の除去、新陳代謝UP、リラックス効果といった良い変化に期待できるでしょう。

しつこい肩こり解消!脇の下ストレッチ

今回ご紹介するストレッチを行なって、硬くなった脇の下をほぐしましょう。伸び具合を調整しながら、脇の下を床に近づけるのがポイントです。

<やり方>

脇の下のストレッチ1
Photo by Saori Takagi

1)四つ這いの姿勢になり、手は肩幅、脚は腰幅に開き、肩の下に手首、股関節の下に膝をついたら、腰で天井を押すイメージで背中を平らにする

脇の下のストレッチ2
Photo by Saori Takagi

2)息を吐きながらお尻を後ろに引き、かかとに近づける。額を床につけ、肘を伸ばしたら、両脇の下を床に押しつける感覚で5呼吸

脇の下のストレッチ3
Photo by Saori Takagi
脇の下のストレッチ4
Photo by Saori Takagi

3)上体を軽く起こし、両腕をヨガマット(ストレッチマット)の右側に伸ばす。息を吐きながら額をマットの右端に下ろし、左脇の下を床に押しつける感覚で5呼吸

4)反対側も行う

余裕があれば…

強度を少し上げて、伸びを深めましょう。

脇の下のストレッチ1
Photo by Saori Takagi

1)腕を左に伸ばし、左手を胸の横について肘を立て、右脇の下をグーッと床に近づけるようにするとストレッチ

脇の下の硬さには筋肉の凝り以外にも原因が潜んでいる可能性があります。気になる症状がある場合、必ず医療機関を受診しましょう。

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