振り向くのがツラい人必見!【じっくり5分】ガチガチな首を動かしやすくする肩甲挙筋ストレッチ


後ろを振り向こうとした時、首が動かしにくいと感じることはありませんか?心当たりがある人は、日常的にあごが前に突き出た姿勢をしていて「肩甲挙筋」という筋肉の働きが悪くなっているかもしれません。そこで今回は肩甲挙筋の凝りを緩めて、首をスムーズに動かしやすくするストレッチをご紹介します。
横を向きにくくなる理由
隣にいる人から声をかけられた時やふと横に視線を移した時などに首を動かしにくいと感じたことはありませんか?その違和感は肩甲挙筋(けんこうきょきん)という筋肉の働きが悪くなっていることと関係があるかもしれません。
肩甲挙筋は、首から肩甲骨にかけて伸びる筋肉です。首の真後ろではなく側面の突起に付いていて、肩甲骨を上げる時と頭部の横に倒す時に主に働きます。そのため、顔を横に向けて振り向く動作をしにくいと感じる時は、肩甲挙筋の働きが悪くなっている可能性が考えられるのです。
肩甲挙筋が凝る原因
肩甲挙筋が凝る原因として、パソコンやスマートフォン使用時の姿勢不良が挙げられます。また、枕の高さが合わないなどによってあごが前に突き出た姿勢は肩甲挙筋への負担になり、この姿勢が長く続くことも肩甲挙筋の凝りにつながります。
あごが前に突き出た姿勢か?セルフチェック
● あごが鎖骨よりも前に出ている
● 首のうしろにシワがある
この2つにのいずれかに該当している方はあごが前に突き出た姿勢になっている可能性が高いです。首の後ろは自分では確認できないので、写真を撮ったり、誰かに見てもらったりすると良いです。
肩甲挙筋の凝りを緩めて首を動かしやすくするストレッチ
今回は肩甲挙筋の凝りを緩めるストレッチをご紹介します。肩甲挙筋は、僧帽筋(背中側・表層にある大きな筋肉)の下にあるため触れることはできませんが、肩甲骨を下げたまま、頭を横にまわして斜め下に向ける動きでストレッチが可能です。
<やり方>

1)あぐらで座り、手でお尻の肉をかき分け、左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せて骨盤を起こす。頭の後ろで手の指を組む


2)息を吸いながら頭を後ろに倒して5呼吸。息を吐きながら頭を前に倒して5呼吸


3)2)の頭を前に倒した姿勢から、肩甲骨をグッと引き下げる。頭を右斜め前に向けて5呼吸。左斜め前に向けて5呼吸
頭を前に倒す時、強い力で押す必要はありません。手や腕の自然な重さをかけながらストレッチをするだけでゆるゆると伸びが深まります。
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