「最近よくつまずく…」つまんで揺らすだけ!足首の硬さが解消され歩きやすくなる【アキレス腱ほぐし】


しゃがみ込んだ時に地面にかかとがつかない、最近よくつまずいてしまう。そんな人は「足首が硬い」のが原因かもしれません。本日は、足首を柔らかくする簡単なほぐしテクをお伝えします。
足首が硬くなる原因
足首の硬さの原因は足首周囲の組織の状態によるものです。足関節の動きに関わる筋肉の柔軟性が低下することが、足首が硬くなる原因と考えられます。ほかにも、ふくらはぎやすねの筋肉が硬くなることも、足首を動かしづらくなることの原因に。骨盤の歪みや日頃の体の使い方の癖などでも、足首の動きが悪くなると考えられています。
足首が硬いとなにがまずい?
足首が硬くなると、しゃがむ動作で痛みを感じたり、少しの段差にもつまずきやすくなったりと、日常生活に不便が生じる場合があります。
・運動していて疲れやすくなる
・生活動作(立つ・歩く・座るなど)が安定せず、日頃から全身が力みやすくなる
・脚の血流が悪くなり、冷えやむくみといった症状が出やすくなる
・足の骨の位置がずれるやすくなる
・下半身だけでなく上半身の姿勢も悪くなり、膝痛や腰痛、肩こりなどの症状がひどくなる

足首を無理やり伸ばすのは危険
足首を柔らかくしようと、ふくらはぎやすねのストレッチをすることは大切です。しかしながら、硬くなった筋肉をむりやり伸ばすのは逆効果です。力を入れすぎた結果、筋肉に負担をかけすぎて怪我をするかもしれません。
足首にある脂肪体に注目
今回は、足首に存在する脂肪体をほぐすことに注目します。脂肪体とはその名の通り脂肪のことで、各関節の間に存在しています。関節の動きに合わせて脂肪体が潰れたり変形することで、衝撃の吸収や関節の滑らかな動きを生み出しています。
足にはアキレス腱の周辺やかかとなどに3つの脂肪体があります。それらの脂肪体には神経が存在するので、痛みを感じることもあれば、筋肉と同じように運動過多・運動不足によって硬くなることもあります。

足首の硬さを解消する【アキレス腱ほぐし】
脂肪体が硬くなると足首関節の動きを制限してしまい、足首が硬くなると感じることがあります。それならば、この足元の脂肪体を緩めて、足首の動かしやすさを取り戻していきましょう。
今回はアキレス腱をほぐすことで、脂肪体を緩めるストレッチをご紹介します。運動前や運動後、どちらでも実践してOK。さらにほぐし後、ふくらはぎやすねを入念にストレッチすると脚全体が軽くなります。足首のくびれもくっきりするので、象足の解消にもつながります。
ほぐしの流れ
(1) 座った状態で片方の足を前に出し、つま先を上げる。
(2)アキレス腱部分を片手で優しくつまんで、軽く圧を加えながら小刻みに揺らす。かかとから足首の方向に向かって動作を続け、くるぶしの上まできたらかかと側に戻っていく。その後、アキレス腱の部分をつまんで再びもみほぐす。
(3) 足指をつかみ、反らせる。気持ちよいところで10~15秒ほどキープする。
注意事項
・ほぐしもストレッチも強さは控えめに行いましょう。指で軽くつままれてる・足指の付け根がじわっと伸ばされている程度でOKです。
・足首を痛めている・ほぐしやストレッチをしていて痛みがある場合は中止しましょう。お風呂上がりなどの体が温まっている時の方が緩まりやすいので、不安な場合は、入浴後や足湯後に試してみてください。

ほぐしの詳細は以下動画からも確認出来ます
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