【更年期のホットフラッシュを撃退】簡単ポーズでのぼせのツボ「百会」を刺激!効果的なやり方とは?


ツボとは東洋医学の考えに基づいて、体内に存在すると経絡(けいらく)という「気の流れる川」上に存在する経穴(けいけつ)のこと。「気の出入り口」の役割があります。経穴は、気の川の重要なポイントで、経絡上の気血流を管理するといわれます。気が詰まったり、少なすぎたり、多すぎたりするとツボ周辺が硬くコリコリになったり、ヘナっと弱くなったりという現象が生じます。今回は筆者が実際にものすごく効果を感じたツボをご紹介いたします!
「百会のツボ」はのぼせの特効穴
更年期障害の代表症状「のぼせ」。文字通り頭に気が滞って気血が巡らない!という感じですよね。百会のツボは頭頂にあり、頭痛、肩こり、目の疲れ、不眠、ストレス解消、自律神経の調整など、さまざまな症状に効果が期待できるのですが、更年期ののぼせの改善の特効穴でもあります。
百会は、古代中国の医学書『黄帝内経』にも記載されているツボの王様で「百(多くの)の陽気が集まる」という意味です。百会に刺激を加えると、局部の血流と温度が上がり、自律神経反射が起きます。また、百会を直接温めることで、血行が促進され、リラクゼーション効果が得られます。

のぼせは「ホットフラッシュ」ともいい、閉経前から多くなり、女性の6割程度が経験する更年期障害のメジャーな症状。女性ホルモンの減少によって、血管の収縮・拡張をコントロールしている自律神経が乱れるのが原因で、脳の視床下部からの指令に身体がうまく答えられないことで症状が出ます。2~4分間持続する熱感と発汗を自覚し、脈拍が増加します。ほてりや発汗は顔面だけの場合もありますが、頭部・胸部にも広がることもあります。
百会の場所
頭頂部のほぼ真ん中、頭のてっぺんにあり、押さえるとズーンとした痛みがある場所です。百会を押さえることで全身の気血のめぐりが良くなるとされています。
探し方
両手を頭に当てて探します。両親指を両耳の上にあて、中指が当たる場所を押してみてください。頭、脳の視床下部を刺激を送るイメージです。


ツボの押し方
ツボ押しの基本は4秒間押さえて、同じ4秒でゆっくりと指を離していきます。「痛気持ち良い」くらいまでの刺激で抑えて、押さえているときは深呼吸も意識するようにしましょう。
うさぎのポーズも頭頂を4秒押して、4秒でゆっくりと戻って、また同様に繰り返します。あまり痛すぎたら途中起き上がって、呼吸を整えても良いでしょう。
うさぎのポーズのやり方
1、正座になります

2、両手を先に床に置き、頭を下げておでこを床につきます

3、お尻をあげて頭を床に転がすようにしながら、頭頂を床に押し付けてツボを刺激します。
さらに強く刺激するには、両手を背後にまわし手を組み、その両手を天井に伸ばし肩周りをストレッチしつつ頭頂押し、深呼吸をします。

終わったらひと息お休みしましょう。ゆっくり起き上がったらすっきりとしているはずです!ヨガで健やか更年期にしていきましょうね!
※眼圧が高い方、リウマチの方、脊柱に既往症または他、病気治療中の方等は必ず専門医に相談の上、安全に行ってください。
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