40~50代に多い膝の違和感は前ももの硬さが原因?〈たった2分〉膝痛予防チェアストレッチ

 40~50代に多い膝の違和感は前ももの硬さが原因?〈たった2分〉膝痛予防チェアストレッチ
photoAC

40~50代になると、膝に違和感を覚えたりちょっとした時に痛みを感じたりする人が増えてきます。膝は体重による負担が集中する場所であり、放置していると日常生活に支障が出てしまうため早め早めのケアが大切ですよ。

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膝の違和感の原因

膝の違和感や痛みの大きな原因の一つに、膝関節を支えている太ももの筋肉の状態の悪化が挙げられます。

大腿四頭筋 イラスト
イラスト:イラストAC

太ももの前面は大腿四頭筋という筋肉で覆われており、主に膝を真っ直ぐに伸ばす時に働きます。この筋肉が膝関節を支えながら、歩く・走る・座る・立ち上がる・階段をのぼりおりするなどの日常動作に大きく貢献しているのです。

しかし、同じ姿勢でいる時間が長いと筋肉は衰えるとともに硬くなってしまいます。膝を支える大腿四頭筋が硬くなると、関節がスムーズに動きにくくなり膝の違和感や痛みにつながりかねません。

40~50代が膝痛リスクを抱える理由

40代以降は筋力が低下していき、よほど意識をして体を動かしている人以外は運動量も足りません。大腿四頭筋は特に筋肉量が落ちやすいため、40~50代は加齢と運動不足の2つの要因により、膝痛のリスクが高くなり始める年代なのです。膝の違和感だけではなく、痛みまで感じるようになると日常生活に支障が出てしまいます。膝関節は消耗品なので痛みが出る前に対策を取るにこしたことはありません。

では、そのためにはどうしたら良いのか。
同じ姿勢でじっとしていたと気づいた時に、筋肉にしっかりと刺激を入れることから始めてみませんか?股関節と膝関節をつなぐ大腿四頭筋の柔軟性を高めることで、膝の動きをスムーズにして健康な膝を保つことができますよ。

膝痛予防チェアストレッチ

膝痛予防のための椅子を使った前ももストレッチをご紹介します。ポイントは、腰を反らないこと!
そこをしっかり守れると、狙っている部位にしっかり効かせることができます。

〈やり方〉

膝痛チェアストレッチ
photo by Yukari Takayama

1)イスに浅く座り、左端に寄って右のお尻だけ座面に乗せる。

2)右手で座面をつかみ、左手で左足首をつかみながら左膝を後方に引く。腰を反りやすいので腰は少し丸めて膝を床に近づけるようなイメージで20秒キープ×2~3回行う。

3)反対側も同様に行う。

 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ 

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AUTHOR

高山ゆかり

高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。



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