セラピューティックエナジーキネシオロジーを学んだ話(3)パンデミック後のアトリエで日々セッション

 セラピューティックエナジーキネシオロジーを学んだ話(3)パンデミック後のアトリエで日々セッション
写真/野口さとこ
Saya
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2024-09-03

女性の人生の中で心身が大きく変化する”更年期”…何でも、日本女性がもっとも落ち込みやすいのは49歳だという統計もあるとか。でも、わたしは、50歳前後の複雑なはずの時期、自分の年齢をまったく気にせず、元気に過ごしてしまいました。むしろ京都に移住する前の40代半ばのほうがつらかった気がします。うまく切り抜けられたのは、京都に住んだおかげだったのかもしれない…と50代に入って数年経った今、すごく思うのです。この連載では、そんなわたしが40代、京都で見つけた「幸せの秘密」を探っていきたいと思います。

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前回の記事(2)では、セラピューティックエナジーキネシオロジーの資格を取ったお話をしました。セラピューティックエナジーキネシオロジーでは栄養素についても扱いますし、ホメオパシーのビタミンやミネラルのレメディも扱います。もう少し栄養について知りたいと「ホリスティック栄養学」のオンライン講座を取ったり、「クラシカルホメオパシー京都」のセルフケアコースに参加したり。2019年の秋は、セラピューティックエナジーキネシオロジーの施術についても、とても前向きだったのですが、その後、やってきたのがパンデミックでした。

わたしの場合、星占いの連載もほぼデジタルでしたし、セッションでも、もともとオンラインと対面の両方をしていたので、ソーシャルディスタンスは取りやすい環境でした。でも、セラピューティックエナジーキネシオロジーの施術は、対面でないとできないので、諦めざるを得ませんでした。すっかり手技も忘れかけた頃、COVID19が5類に移行。2023年の5月のことでしたが、なんと6月1日に京都で、小さな部屋を借りられることになったのです。

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実は、畑を優先に決めたマンションは、ふたり暮らしで仕事もするにはかなり狭い。京都にはいくつか有名な洋館アパートメントがあって、「京都ルームマーケット」というサイトで、「アトリエ可」として紹介されることはネットで検索して知っていました。そのため、移住してからずっと、頻繁にチェックしていたのです。とは言え、いいなと思っていたのは格安のお家賃でも有名な建物。たまにしか空きもないし、すぐに埋まってしまうので、半分諦めていたのですが、2023年の4月に一度、募集しているお部屋があったのです。内見の予約をしていたのにタッチの差で埋まってしまい、泣く泣く諦めるということがありました。

それもあって、6月1日に再び空きがあると案内をいただいたときは、その日のうちに内見に直行。無事に借りることができました。カーペットをダスキンの方にクリーニングしてもらったり、カーテンレールを探したり、小さなシーチングカーテンをオーダーしたり、分厚いギャッぺをセールで手に入れたり。夏中かけてゆっくりと室内を整え、ご案内を出したのは9月のことでした。すると、久しぶりの東京の方たちが下鴨神社と合わせて訪れてくださったり、関西各地の読者の方たちもセッションにいらっしゃるように。

また、9月には同じ階に入られた編集者の女性と知り合いになり、この連載の写真家の野口さとこさんも紹介してくださるというように、さまざまな出会いにも恵まれました。もちろん、セラピューティックエナジーキネシオロジーのセッションも、アトリエでできるようになりました。思えば、東京時代は、渋谷の南平台のマンションを自宅サロンに使っていたのです。2011年に東京を出てからずっとさまよい、放浪していたのかもしれません。長い旅のあとで自分の定位置を見つけたようで、わたしの聖域となりました。

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1年がかりでアンティークのブックシェルフも探し、また今年の秋もセラピューティックエナジーキネシオロジーはもちろん、ホロスコープリーディングのセッションにも力を入れていく予定です。京都もよい季節となりますので、ご興味ある方はぜひお問合せくださいね。わたしがみなさんに伝えたいのは、自分を癒すことの大切さ。自分でできることは自分でケアをしながら、すこやかに季節のめぐりを過ごして、気持ちよく歳を取る。それがきっと幸運を呼ぶ秘訣でもあると思うので、星の話も交えながら、そのお手伝いをしていけたらなと思っています。

 

文/Saya

東京生まれ。1994年、早稲田大学卒業後、編集プロダクションや出版社勤務を経て、30代初めに独立。2008年、20代で出会った占星術を活かし、『エル・デジタル』で星占いの連載をスタート。現在は、京都を拠点に執筆と畑、お茶ときものの日々。セラピューティックエナジーキネシオロジー、蘭のフラワーエッセンスのプラクティショナーとしても活動中。著書に『占星術ブックガイド〜アストロロジャーとの対話集〜』(説話社)他。
ホームページ sayanote.com
Instagram     @sayastrology

写真/野口さとこ

北海道小樽市生まれ。大学在学中にフジフォトサロン新人賞部門賞を受賞し、個展・グループ展をはじめ、出版、広告撮影などに携わる。ライフワークのひとつである“日本文化・土着における色彩” をテーマとした「地蔵が見た夢」の発表と出版を機に、アートフォトして注目され、ART KYOTOやTOKYO PHOTOなどアートフェアでも公開される。活動拠点である京都を中心にキラク写真教室を主宰。京都芸術大学非常勤講師。
ホームページ satokonoguchi.com
Instagram  @satoko.nog

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Saya

Saya

アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。



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