ガニ股は治せる!お尻伸ばしで憧れのまっすぐ脚へ。梨状筋ストレッチ
ガニ股は脚が外側に広がっている姿勢のことを言いますが、ガニ股は単なる見た目の問題だけでなく、体全体のバランスや健康に影響を与える可能性があります。そこで今回はガニ股の原因やその影響、改善方法についてご紹介します。
O脚とガニ股、なにが違うの?
脚のお悩みの代表と言えばO脚とガニ股。この2つは似ているようで実は違う状態です。O脚とは両足部をくっつけて立った時に、左右の膝がくっつかず離れてしまう状態のことで、ガニ股は何も考えずに立った時につま先や膝の向きが体の外側を向いている状態です。
O脚とガニ股は違いがありますが、どちらもお尻や股関節周辺の筋肉のアンバランスが影響しています。
ガニ股を放置するとどうなる?
ガニ股を放置してしまうと、例えば
● 腰痛になりやすい
ガニ股の状態によって骨盤の安定性が失われます。不安定な骨盤は腰椎(腰の骨)に大きな負担をかけるため、腰痛を発症することがあります。
● 下半身が広がってみえたり、むくみの原因となる
脚全体かかる負荷が分散されず、特に足の外側に負荷がかかるため外側重心になります。
● 基礎代謝が落ちやすい
筋肉の活動量と代謝は密接に関係しています。通常、全身の筋肉はバランスよく使われていたいもの。しかし、ガニ股の状態は使われる筋肉と使われない筋肉の差が大きいため、使われない筋肉が増えてしまうと代謝も下がってしまいます。
このようにガニ股の姿勢や歩き方が習慣化すると見た目でけでなく健康面にも様々な影響があります。
ガニ股筋を知ろう!
私たちのお尻の周辺には様々な筋肉がありますが、その1つに梨状筋という筋肉があります。
梨状筋は仙骨から大腿骨の上部にかけて付着しており、梨状筋が働くと股関節の外旋(脚を外側に回す動作)が起こります。梨状筋は、座っているだけで硬くなるため意識してほぐしたりストレッチしておきたい筋肉です。
股関節から足の先にかけて、全体的に脚が外回しの状態にねじれることでガニ股は作られてしまいます。
お尻伸ばしで憧れのまっすぐ脚へ!梨状筋ストレッチ
今回はヨガのポーズで硬くなった梨状筋をストレッチするセルフ整体をお伝えします。
<やり方>
1)体育座りになり、左膝を倒しておへその前に持ってくる
2)左膝の上に右膝を重ね、両手で右膝を抱える
3)息を吸って腰骨を立たせ、背骨を伸ばす
4)息を吐いて右膝を胸に引き寄せる
5)そのままゆっくり5〜8回呼吸する
7)終わったら手足を解放し、反対側も同じように行う
適切なストレッチを取り入れることにより、見た目の改善だけでなく腰痛の予防や全体的な身体の健康向上も期待できますよ。バランスのとれた筋力を身につけ、憧れのまっすぐ脚を手に入れましょう。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
川村香織
ヨガ・ピラティスインストラクター。忙しい人でも手軽に自分を癒し、整えるための「セルフ整体メソッド」を考案。すきま時間や、ながらエクサで体がほぐれ、ボディメイクやパフォーマンスアップ効果があると定評。ベビー、キッズ、産前産後まで幅広い年代に「セルフ整体」を伝えている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く