そもそも「こる」ってどういうこと?ガチガチにこった体をゆるめる背中ストレッチ
「肩がこっている」といった表現はよく聞きますが、こっている状態って体にとってどのような状況なのかご存じでしょうか?今回は「こる」について深掘りしていきます。
「こる」ってどういう状態?
大人になると、よく耳にするようになる「こる」という表現。肩や腰のこりをはじめとして、頭皮のこりなどもありますね。
具体的にどのような状態を指すのかというと、筋肉が張り硬くなっている状態のことを言います。なぜ筋肉が張って硬くなってしまうのかというと血行不良が大きな要因です。
悪い姿勢や同じ姿勢が長時間続くことによって血行不良が起きやすくなりますが、もちろんそれだけではありませんよ。運動不足はもちろん、ストレスなども血行不良の要因と言われています。
血行不良になるということは、血液の循環が悪くなっているということ。本来排出される老廃物は体内に溜まりやすくなってしまうのに、循環して欲しい酸素や栄養は行き届きにくくなります。
さらに、体が硬くなることによって動くことが億劫となり、悪循環を生み出してしまうのです。
「こっているのは当たり前」は避けたい!
体がこっている時、体でどういった状態になっているのか知ると「ただこっているだけだ」なんて気軽なものではないと感じた方もいるのではないでしょうか。体はすべて繋がっています。例え肩がこっているだけでも、その影響は知らず知らずのうちに全身へ影響しているかもしれません。
そして、今は大したことはなくてもある日突然痛みや動かせないなんてことになる可能性もあります。実際筆者は、腰の重さを感じることが時折ありましたが特にアクションを起こさずにいたら、ある日朝起きたときに腰が痛くてどうにもならないといった経験をしたことがあります。
こうなってしまうと生活はもちろん、仕事や家庭にも影響が出てしまうため、やはり日々体をケアしてあげる必要があります。
オフィスでもできる!簡単背中ストレッチ
そうは言っても、突然正しい姿勢をキープしたり、座りっぱなし状態を止める、運動を始めることも簡単なことではないですよね。
「体がこっているけれどどこから動かせば良いの?」という方は、まずは背中まわりからアプローチすることをおすすめします。私たちの軸となる部分ですので肩や腰にもプラスに働きます。
そこで今回は仕事や家事の合間のスキマ時間に簡単にできる背中ストレッチをご紹介します。仕事・家事の合間に2~3回程度行えると良いと思います。
<やり方>
1)椅子の背もたれを持ち、脚は腰幅程度に開き、息を吐きながら上体を倒し、3~5呼吸姿勢をキープ。背中まわりの伸びを感じましょう
2)息を吐くごとに片脇ずつに体重を乗せ、左右それぞれの肩まわりにも刺激を入れる
自分の体を労われるのは自分だけ
体の症状を把握できるのはご自身だけです。誰よりも最初に気付くことができ、どういった状態なのか、体からの声に耳を傾けて対応してみてください。それだけでちょっとずつ楽になっていくはずです。椅子がない場合は壁などでも構いませんので、できる時にやってみてくださいね。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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