【揺らすだけでインナーマッスルに効く】肩こりもダイエットもバストアップも叶う!胸椎ブンブン運動

 【揺らすだけでインナーマッスルに効く】肩こりもダイエットもバストアップも叶う!胸椎ブンブン運動
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上半身のお悩みといえば、肩こりを筆頭に、バストアップや、お腹背中痩せ、デコルテラインをくっきりさせしたいなど、たくさんあるのではないでしょうか。そんな多岐にわたる上半身の悩みを解決する「たったひとつの運動」を紹介します。

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インナーマッスルを動かそう

私たち人間の体には大小600種類の筋肉があるといわれています。筋肉には骨を支えるものや関節を動かすものがあるほか、心臓や胃腸といった内臓そのものも筋肉です。

私たちが日頃意識して動かしているのは、アウターマッスル(表層筋)と言われれる部分ですが、今回はインナーマッスル(深層筋)に注目しましょう。インナーマッスルをしっかり動かして鍛えることで、様々な嬉しい効果が期待できます。

インナーマッスルを鍛えるメリット

インナーマッスルと鍛えると以下のようなメリットがあります。

体感が安定して姿勢の改善につながる:ボディラインが整う

筋肉量が増え基礎代謝が上がる:太りにくく痩せやすい体になる

インナーマッスルを鍛えるということは、体の内側にある様々な部位のバランスが良くなるということ。バランスは、仕事中に長時間座る、子どもを抱っこするといった何気ない動作に使われる重要なもの。インナーマッスルがしっかり使える状態であれば、トレーニングも無理なく行え、疲れにくくもなります。今回は背骨部分のインナーマッスルに注目して、上半身のお悩みを解決していきます。

胸椎の構造

背骨の中でも胸部分の骨を胸椎といい、体の後方にカーブした形をしています。頸椎や腰椎と違って、胸椎には左右一対ずつ肋骨が連結しており、胸の中心にある胸骨とつながっています。この鳥かごのような骨格の中に心臓や肺が収まっています。

胸郭と筋肉
イラストAC

胸椎には肋骨が連結しているため、首や腰に比べるとあまり自由な動きがとれません。動きが少ない部位の筋肉は固くなりやすいため、インナーマッスルだけではなく、アウターマッスルの張りも強くなります。それが原因で猫背姿勢や巻き肩姿勢になります。

胸椎を動かして上半身のお悩みを緩和

胸椎を動かすことで背中の緊張がほぐれ、胸椎の適切な後方カーブが維持できます。すると自然と姿勢が改善され、筋肉の張りもやわらぎます。呼吸もしやすくなるので、ダイエットの効果も高まります。

【胸椎ブンブン運動】でインナーマッスルを動かそう

この運動は胸椎のアイソレーションといって、ダンスの練習でよく行われる動きです。胸椎一つ一つを独立して動かしていくため、初めて実戦する際はやや難しいと感じるかもしれません。首や背中、胸のストレッチをした後に準備運動から少しずつ始めてみてください。

基本姿勢:あぐらで座り、お尻の左右に体重を均等にかける。

<準備運動>各10~15回ずつ動かす

(1) 上半身を前後に揺らす。

(2) 上半身を左右に揺らす。

(3) 上半身で円を描く。

<ブンブン運動>各10回ずつ動かす

(4) 胸だけを前に突き出す。

(5) 胸だけを後ろに引く。

(6) 胸だけを動かして円を描くように回す。

運動
Phto by Sayaka Utsunomiya

注意事項:ブンブン運動時、左右の肩が極端に下がらないようにする。頭の位置もできる限り、大きく動かさない。難しい場合は準備運動だけを実践しても構いません。

慣れないと動かしずらい胸椎ですが、背骨一つ一つをずらして動かすイメージをしながら実践してみましょう。終わった後は体の内側から熱くなり、じわっと汗が出てきます。床ではなく、椅子に座った状態・立った状態でもできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

運動の詳細は以下動画からも確認出来ます

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宇都宮明香

宇都宮明香

五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。



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