瞑想に抵抗があるあなたへ|臨床心理士が教える簡単リラクゼーション法

 瞑想に抵抗があるあなたへ|臨床心理士が教える簡単リラクゼーション法
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南 舞
南 舞
2018-10-07
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自律訓練法とは?

自律訓練法は、ドイツの精神学者であるシュルツが提唱したリラクゼーション法です。もとは催眠療法がルーツですが、誰でも簡単に、短時間で行えるようにアレンジされたものです。自律訓練法を行うことで、心身の疲労回復、自己コントロール力や集中力の向上、ストレス解消などが期待できます。

自律訓練法をやってみよう!

まずは準備をしてから行いましょう。

ベルトや時計などの身体を締め付けるものはあらかじめ取っておく。

・静かな環境で仰向けか椅子にゆったり座る。

・怖くなければ目を閉じて、腹式呼吸を続ける。

準備ができたら、基礎公式を心の中でつぶやいてから始めていきます。基礎公式のあとは、『6つの公式』と呼ばれるものを順に唱えて行きましょう。言葉にしなくて大丈夫。自分の中で優しく唱えればOK。

【基礎公式】

気持ちが落ち着いている

【6つの公式】

1.右足が重い→左手が重い→右足が重い→左足が重いと続けていく。

2.右足が温かい→左手が温かい→右足が温かい→左足が温かいと続けていく。

3.心臓が静かに規則正しく動いていると唱える。 ※心疾患などがあれば飛ばしてOK

4.楽に呼吸していると唱える。 ※呼吸器疾患などがあれば飛ばしてOK

5.お腹が温かいと唱える。 

※内臓疾患があれば飛ばしてOK

6.額が涼しいと唱える。  ※頭痛やその付近に外傷がある方は飛ばしてOK

すべての流れが終わったら、最後は消去動作(手をグーパーする、思いっきり背伸びする、首や頭を左右にゆっくり揺らすなど)をして終わりにしていきます。

まずは自分のペースで!

最初からこの流れをすべて行うのは難しいと思うので、まずは2番までやってみて。慣れてきたら徐々に増やしていきましょう。思考や感情に目を向けるのはなかなか難しいけれど、身体からアプローチしていくと抵抗できずにやれる方も多いと思います。ヨガができない時でもこれだけなら布団の上やオフィス、トイレなどでもできるし、ヨガと合わせてやればさらにリラクゼーション効果が期待できるでしょう。まずは自分のペースで、リラックスする感覚に慣れていけるといいですね。

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