【前屈できないお悩みをゆる~く解消】壁に寄りかかるだけでもも裏と背中に効く2ステップストレッチ

 【前屈できないお悩みをゆる~く解消】壁に寄りかかるだけでもも裏と背中に効く2ステップストレッチ
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前屈をするのが苦手…そう感じる人の多くは、もも裏の筋肉の硬さが悩みかもしれませんが、背中の硬さも前屈に影響していることは知っていましたか?今回は、前屈に必要なもも裏と背中の硬さを同時にやわらげてゆるめる、壁を使ったストレッチをご紹介します。

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前屈ができない、つらいのはもも裏が硬いから…だけではない

前屈のしづらさにはもも裏の筋肉の硬さが大きく影響しますが、それだけではなく、背中の筋肉の硬さや緊張も関係があります。
背中にある脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)などの筋肉が硬くなると、背骨の柔軟性が低下し、前屈をするときに背骨をしっかりと伸ばすことが難しくなります。また、背中の筋肉が硬いということは、肩や首の周りの筋肉も同様に硬くなる傾向があります。そのため、上半身全体の柔軟性が低下し、前屈を行うときに余計な力が入ってしまって、腕や首の周りにも負担がかかることがあります。

前屈
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前屈の上達にはもも裏の柔軟性に意識が向きがちですが、背中の動きを柔軟にすることも前屈をしやすくするポイントです。今回は、もも裏と背中の硬さを少しずつやわらげていくストレッチをご紹介します。壁に寄りかかって行うので、体が硬い人でも無理なく行うことができるのでおすすめです。

壁に寄りかかる、前屈が少しずつできるようになるストレッチ

ステップ1:もも裏の伸びに少しずつ慣れよう

もも裏が無理なく伸びる体勢を取り、ゆっくり呼吸を繰り返してストレッチを続けていきます。じっくりと伸びを感じてみましょう。

<やり方>

壁ストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

① 壁を背にして立ち、お尻を壁につけ、足は壁から少し離す。

壁ストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

そけい部(太ももの付け根)から上半身を倒していき、坐骨が壁に当たるようにする。両手を太ももかすねに当て、できる範囲で上半身を倒す。背骨をのばした状態を保ち、もも裏が少しずつ伸びる様子を感じながら、ゆっくりと呼吸を繰り返す。

ステップ2:背中をゆるめる感覚をつかもう

今度は膝を必要なだけ曲げて前屈をします。膝を深く曲げることで、もも裏にさらにストレッチがかかり、同時に上半身を前に垂らすことで背中をゆるめる効果があります。

<やり方>

壁ストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

① お尻を壁につけたまま、膝を必要なだけ曲げて、そけい部から上半身を倒す(お腹と太ももが近づく)。
頭の重さを感じ、首や肩まわり、腕の力を抜いて指先を床につける。もも裏の伸びと背中のゆるみを同時に感じる。

② 終わったら、両手を太ももに当てて、頭が一番最後に上がるようにゆっくりと上半身を起こしていく。

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AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



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壁ストレッチ
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