運動なし!みぞおちを優しくほぐすだけ!【肩こり解消や安眠につながる】リラックス横隔膜マッサージ
肩こりや眠れない原因の一つとして、横隔膜の硬さが関係しているかもしれません。疲れていたり、運動する気力がないときでも簡単にできる、運動不要の横隔膜マッサージをご紹介します。
内臓機能に影響を与える「横隔膜」の働き
横隔膜はみぞおちあたりに位置し、体の中央にあるドーム状の筋肉です。呼吸に関わっていて、息を吸う時は横隔膜は下がり、息を吐く時に上がります。横隔膜はほかにも、インナーマッスルの一つとして体幹の安定に関わったり内臓機能に影響を与えたりしています。
横隔膜をほぐすメリット
肩こり解消
横隔膜が硬くなり動きが悪いと、それをカバーしようと肩で呼吸をするようになり、肩や首の筋肉に必要以上に負担がかがることがあります。横隔膜が硬くなる原因としては、長時間のスマートフォンやパソコン操作などから猫背姿勢になって呼吸が浅くなることなどが考えられます。横隔膜をほぐして肩や首に過剰な負荷がかかからなくなり、姿勢の改善も期待できます。
睡眠の質の改善
緊張やストレスで寝付きが悪い、睡眠の質が悪く熟睡ができていないなどの睡眠の悩みがある人の場合、夜間も興奮・活動状態である交感神経優位になっているかもしれません。体を休める副交感神経優位にするには、横隔膜を動かして深い呼吸をすることがポイントになります。就寝前に横隔膜マッサージを行ってみましょう。
呼吸が深くなる
呼吸が深くなることで血圧や消化、体温などに関わる自律神経のバランスを整えることが期待できます。また、横隔膜を動かすと内臓がマッサージされるので、血流が促進されて代謝の向上に繋がります。
運動不要!ほぐすだけ横隔膜マッサージ
①楽な姿勢で座ります。肋骨の一番下の中央の骨のキワ、みぞおち付近に両手の指先を添えます。
②背中を丸めて、指先を不安や痛みのない範囲で軽くみぞおちに押し込みましょう。
③そのままゆっくりと3~5呼吸します。大丈夫であれば、その際に両手の指先を小刻みに揺らしてさらにほぐします。
AUTHOR
小野田貴代
ヨガインストラクター・ベビーマッサージセラピスト。学生時代にヨガに出会い、ヨガインストラクター養成講師を経て現在はオンラインを中心に活動。誰もが取り組みやすい、日常に活かすヨガを幅広く伝えている。CM等のメディア監修や健康コラム執筆、 FMラジオパーソナリティとしても活動。初心者から自分のペースで楽しめる「たかヨガ」もYouTubeで配信中。
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