【40代50代の運動したいけど…やる気が出ない人限定】100年歩ける足腰を作る「下半身強化トレ」
運動する目的はダイエットや体力アップなど様々だと思いますが、健康で動ける体を維持することは万人が目指すところではないでしょうか。末永く自分の脚で歩き、生活の質を保つために欠かせない「下半身」にフォーカスし、効率的に鍛える方法をメジャーリーガーの菊池雄星投手をはじめ、一線級アスリートのパーソナルトレーナーとして高い信頼を得る清水忍先生がレクチャーします。
今の健康習慣が、将来の体を作る鍵となる
「今このときを健康で過ごすのも重要ですが、将来の健康を考える事はもっと重要です。40代、50代の方にとって、90歳になった自分をリアルに想像するのは難しいかもしれせん。しかし90歳でしっかり歩ける能力があればとても充実した生活を送れますし、その生活を支えるのに必要なのが筋肉です。私のクライアントにまったく運動とは無縁の生活を送ってきた男性がいます。あまりに不健康な生活だったので将来が心配になり、50歳手前からトレーニングを始めてすでに8年。今では人生最高の体力を更新し続け、腕立て伏せは60回以上できます。トレーニングは何歳から始めても遅くはなく体は確実に変化していきます」(清水忍先生)
年齢を重ねても「自分の脚で歩ける体」を目指して
「将来の健康を考えたときに、自分の脚で歩ける事はとても大切。そこで今回は、歩くために必要な下半身の筋力アップにつながる簡単な方法を紹介します。しかし、自分でトレーニングをするのはやはりハードルが高く、なかなかモチベーションも上がらないという人も多いでしょう。そこで『やる気があるときにできるトレーニング』と、『やる気がなくても生活の中でできる運動』を紹介します。今回は、椅子から立ち上がる&座る動作で下半身の筋力を養う、やる気が出ないとき用のトレーニングにトライ!まずはセルフトレーニングから始めて、ジムに通いたくなるまで意識改革できたら理想的です」(清水忍先生)
やる気が出ないとき用「片脚で立ち上がる&座る」
目的と効果:椅子から立つ・座る動作を片脚で行い、歩行に必要な下半身の筋肉を維持・強化する。
〈やり方〉
椅子から立ち上がるときに片脚で立つ。
座るときも片脚立ちになりゆっくり座る。習慣的に行うように心がけて。
〈できる人は〉
●一つ目は椅子から片脚で立ち上がるとき、頭をできるだけ前に出さずに立ち上がる。そうすると下半身の筋肉にかかる負荷が強くなる。
●二つ目はすぐに立ち上がらず、お尻を座面から持ち上げたタイミングで一瞬止まってから立ち上がる。座るときも座面にお尻がつく手前で一瞬止まってから座ると、下半身の筋肉にかかる負荷が強くなる。
教えてくれたのは…清水忍先生
(株)インストラクションズ代表、ストレングスコーチ、一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会アドバイザー。メジャーリーガーや多くのプロ野球選手のトレーニングコーチを担当する一方、糖尿病患者会など内科疾患系の運動指導にも精通している。世田谷のトレーニングジム「IPFF」を運営し、多くの一般クライアントのトレーニング指導も行っている。また指導者の能力は知識と技能だけではなく、説明力の高さと動機づけの高さであるという考えに基づき「清水塾」を展開し多くの指導者を育成している。『ロジカル筋トレ』など著書多数。『ロジカルダイエット 3か月で「勝手に痩せる体」になる』(幻冬舎新書)好評発売中!
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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