「寝つけない」「何度も目がさめる」不眠に悩む人やってみて!スーッと眠れる〈大腰筋ストレッチヨガ〉
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中医学では、春は陽気が高まり寝つきが悪くなる、夜中目が覚める、朝早く目が覚めてしまうことが増える時期だと言われています。また、ストレスを感じやすくイラッとしやすかったり、情緒が乱れやすいのもこの春の時期。今回は呼吸が深まり安眠に導く優しいストレッチヨガをご紹介します。
春と不眠の関係性
春は中医学では「肝」の季節と呼ばれています。肝は蔵血(ぞうけつ)という働きを持ち、血を蓄えます。肝は蓄えた血を必要なところに分配してくれていますが、春の陽気の高まりに対して肝の働きが上手くバランスを取れず鈍ってしまうと、イライラや興奮、せかせかしやすい状態が続きやすいのです。そうすると必要な箇所に栄養が届きづらくなり、一つの症状として不眠や精神的ストレスに繋がると言われています。
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大腰筋の柔軟性アップが安眠に繋がる理由
そんな春の時期、より質の良い眠りや安眠に繋げていくために日常的にストレスをリリースし、「肝」の働きをスムーズに整えてあげることが大切です。そこで、ストレス反応と関係の深い大腰筋について解説します。
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大腰筋は背骨と大腿骨の内側に付着しており、上半身と下半身を繋いでいる筋肉で、主に股関節を曲げて脚を持ち上げる動きの時に使われる筋肉です。日常生活の中で長時間のデスクワークなど大腰筋を縮めたままの姿勢が多い現代人の私たちは、この大腰筋が硬くなり、伸縮性を失われやすいと言われています。さらに、私たちは心に恐怖や不安、ストレスを感じると身体に必ず反応が起こるのですが、ストレスを感じることによって大腰筋が影響を受け、収縮した状態が続きこわばりやすいと言われています。
特に春の時期は陽気が高ぶり、頑張りすぎてしまうスイッチが自然と入りやすいので情緒が乱れやすく大腰筋も硬くなりやすいです。逆を返せば、春の時期に安眠したければ収縮して硬くなった大腰筋を日常的にゆるめてストレスをリリースし、リラックスできるカラダをつくっていくことで肝の働きを整えることができるというわけです。
呼吸が深まりスーっと眠れる!大腰筋ストレッチヨガ
ワークを始める前に、仙骨の場所を確認しましょう、
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図の真ん中にある逆三角形のような大きな骨が仙骨です。
<やり方>
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1)仰向けに寝たら両膝を立て、丸めたバスタオル(もしくはヨガブロック)を仙骨の下にセットします。写真ではヨガブロックを使用していますが、バスタオルを硬めにくるくる巻いたもので代用可能です
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2)恥骨を胸の方に引き上げながら骨盤を丸め、仙骨自体を丸めたバスタオル(もしくはヨガブロック)に押し付けるようにします。その体勢をキープしつつ息を吸いながら両手を頭上に持ち上げ、片膝を伸ばします。みぞおちから脚の付け根の伸びも感じていきましょう
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3)腰を反ったり仙骨がバスタオルやヨガブロックからなるべく浮かないようにキープしながら脚を入れ替えます
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4)余裕がある人は両膝をゆっくり伸ばしてみましょう。このまま3~5呼吸キープします。両膝を伸ばす体制がキツイ方は片膝ずつ3~5呼吸キープして入れ替えるでもOK!
▼ 詳しい動きを動画で確認してみましょう ▼
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