ヨガ中は何呼吸するのが正解?

 ヨガ中は何呼吸するのが正解?
PIXTA
伊藤香奈
伊藤香奈
2018-09-27

ヨガのレッスンでは、様々な呼吸の練習をレッスンの最初や終盤に取り入れているクラスも多くありますね。でもポーズ中っていったいどんな呼吸をすればいいの?と迷っているヨガビギナーさんに、呼吸のコツをお届けします!

広告

呼吸の種類はたくさんある

ヨガレッスンでは、色々な呼吸法の練習を取り入れているインストラクターが多くいらっしゃいます。ベーシックでよく知られているのは、腹式呼吸というお腹での呼吸や胸に呼吸を入れる胸式呼吸。クンバカと呼ばれる呼吸を止める動作もあります。息を勢いよく吐くカパラバティ、舌を丸めて呼吸するシータリーなど、たくさんの呼吸法があり、その効果もエネルギーを高める強い呼吸からマインドを落ち着かせる緩い呼吸までさまざま。「ポーズの練習をする時間がない!」という時には、移動中やちょっとした隙間時間に呼吸法だけでも取り入れてみるのもオススメです。

ポーズ中は何呼吸するのが正解?

ヨガのポーズ中は、普通の呼吸と同じく「鼻から吸って鼻から吐く」が基本です。ポーズによって呼吸をどこに送る意識を持つかを誘導するインストラクターも多いので、誘導に従って呼吸を意識的に行ってみましょう。ストレッチがかかっている部分、ストレスを感じる部分に呼吸を送る意識を持つのは、痛みや力みをリリースするのに役立ちます。ねじるポーズは身体の全面呼吸が入りづらいので、身体の背面(背中側)を意識して呼吸するといいでしょう。逆に「このポーズの時、呼吸がしづらい」ということがあれば、インストラクターにコツを聞いてみるのも良いでしょう。このように、何か1つの呼吸法が正しいということではなく、その時の自分が心地よい呼吸を見つけていくというのが1番良い呼吸でもあり、ヨガの練習の醍醐味かもしれません。

ため息も強い味方!

ため息をつくというと、どこかネガティブな印象を受けるかもしれませんが、ヨガの練習においてため息はとっても役に立ちます。特に強いポーズを連続してとっていくと、呼吸にも身体にもどうしても力がはいってしまいがち。そんな時は、ダウンドッグチャイルドポーズに入った時に、積極的にため息をついて脱力しましょう。強いポーズをとった後に、完全に脱力する。この緊張と弛緩の差が大きくなる程、また、その繰り返しがヨガの効果を高めてくれる1つの大きなポイントになります。

ヨガのレッスンにおいて、ポーズの形も呼吸も、「正解」は存在しません。常にあなた自身が心地よいか、意識できているか?を内観し続けることが、とても大切なのです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告