【女性の加齢臭】40代以降から要注意!更年期からの匂いの原因と10の対策
酒・たばこを控え、清潔を保つ
対策6:アルコールを控える
お酒を飲むと、肝臓がアルコールを分解するときに、活性酸素が大量に発生します。お酒は適量を守りましょう。厚生労働省が2024年2月に発表した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(*4)によると、1日当たりの「純アルコール量」で男性は40グラム以上、女性は20グラム以上を摂取した場合に生活習慣病のリスクが高まるとされています。
*4 厚生労働省 健康に配慮した飲酒に関するガイドラインを公表します(2024年3月3日閲覧)
純アルコール量20gをお酒の量でみると、アルコール度数5%のビールならば500mlのビール缶1本分程度とされます。ワインなら小さめのグラス2杯程度です。
対策7:シャワーを浴びるだけではなく湯船につかる
入浴時、シャワーですませず、ちゃんと湯船につかりましょう。ノネナールは皮脂に含まれるため、温めることで落ちやすくなります。ゆっくりと湯船に浸かって全身を温め、リラックスすることが臭い対策につながります。
対策8:洗濯で皮脂汚れをきちんと落とす
もし肌を清潔にしていても、衣類についた皮脂が落としきれていないと、衣類からも加齢臭が漂うことになります。ポイントは、洗濯するときに皮脂汚れをきちんと落とすことです。洗濯機に入れる前にえり元、脇などを手洗いしたり、皮脂汚れ落とし専用のつけ置き剤などを使うなど、工夫してみましょう。
対策9:禁煙する
タバコの煙には活性酸素が含まれています。また、加齢臭とタバコの臭いが混ざると、強烈な悪臭に変わります。これを機に、健康のためにもタバコをすっぱりやめてしまうのも良い選択肢です。
対策10:紫外線に気をつける
紫外線を浴びると、体の中で活性酸素が作られます。日焼け止めや日傘などを上手に使って、紫外線を浴びすぎないよう対策をしてみてください。
加齢臭対策は健康によいことばかり
加齢臭は皮脂が酸化して発生しますので、汗をこまめに拭く、毎日身体をちゃんと洗うなど、体を清潔に保つことで、臭いを抑えることもできます。また、特に臭わないのに「自分は臭い」「自分の臭いのせいで人に嫌がられているのではないか」と悩んでしまう「自臭症」という病気もあります。実際には、人は他人の臭いをそんなに気にはしていないものですが、どうしても気になる場合は皮膚科などに相談してみるのもよいかもしれません。今回紹介した臭い対策は、どれも健康によいことばかりです。ぜひできることから実践してみてもらえればと思います。
NPO法人ちぇぶらでは、更年期をよりごきげんに快適に過ごして行くためのヒントやアイデアを発信しています。更年期の症状別の対策ケア方法や更年期の体験談など気になる方は、ホームページ、YouTube公式チャンネル、Voicyをチェック! YouTube公式チャンネル更年期ケアの「ちぇぶらチャンネル」、Voicy 40代が美しく健康になるラジオで検索してみてくださいね。
AUTHOR
永田京子
株式会社ウェルネスシアター代表、ちぇぶら更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ6万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。
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