【運動以外でヤセ体質に】更年期太りを解消「基礎代謝アップ5つの方法」


更年期になって、急に太りやすく、やせにくくなったという人は多いのではないでしょうか。太りやすさ、やせやすさを左右する基礎代謝は、年齢とともに下がるのが一般的ですが、更年期はホルモンバランスの変動も影響します。やせやすい体を作るには運動をおすすめしたいところですが、運動がどうしても苦手という方もいるでしょう。そこで今回は、“運動以外”でやせやすい体を作る5つの方法を紹介します。
なぜ基礎代謝を上げるとやせやすくなる?
先日、このようなご相談をいただきました。
「40代になってから、やせにくくなりました。基礎代謝を上げる、自分でできる簡単な方法を教えてほしいです。できれば運動以外がいいです」(40代・女性)
そもそも基礎代謝とは、人が生きていくために必要最低限必要なエネルギーのこと。横になって安静にした状態での24時間の消費エネルギーを指します。1日の消費エネルギーの約6割を占め、筋肉が体内の臓器や組織で最も代謝量が多いとされています。(*1)
出典 *1 厚生労働省 eヘルスネット「身体活動とエネルギー代謝」「加齢とエネルギー代謝」
そのため、基礎代謝を上げるとやせやすい体になるとともに、運動をして筋肉量を増やすことがいちばんおすすめの方法です。ただ、運動以外にも生活の中で少しだけ工夫することで、代謝をアップさせることもできます。
そこで今回は、基礎代謝を上げてやせやすい体を作るための、運動以外の5つの方法をご紹介します。
基礎代謝を上げる方法1:深呼吸をする
深く呼吸することで、内臓を内側からマッサージしてあげるのと同じような効果が得られます。血流がよくなるだけでなく、体温が上がり、基礎代謝も上がります。体温が1℃上がると、基礎代謝が13%上がるとされています。(*2)
出典 *2Lewis Landsberg et al. Do the Obese Have Lower Body Temperatures? A New Look at a Forgotten Variable in Energy Balance. Trans Am Clin Climatol Assoc. 2009; 120: 287–295.
深い呼吸のポイントは、ゆったりとした呼吸です。
①8秒間かけて鼻からゆっくりと息を吸う。
②口から8秒間かけてゆっくり息を吐き出す。
吐くときはすべて吐き切るつもりで、吸うときはゆっくりと深く呼吸をするようにしましょう。

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