仰向けで膝を抱えるだけ【ぽっこりお腹を引っ込めたい人に】背筋と腹筋のバランスを整える寝たままヨガ
「何をしてもぽっこりお腹が解消されない」と感じている人は、もしかしたら反り腰が原因かもしれません。反り腰の状態は、背筋の力が強く腹筋の力が弱くなっている状態です。ベストな背筋と腹筋のバランスを取り戻していきましょう!
ぽっこりお腹の原因は「腹筋と背筋のバランス崩れ」
理想的な姿勢は、背骨が緩やかなS字カーブを描いている姿です。その姿勢を維持するためには、腹筋と背筋のバランスがとても大事で、腹筋より背筋の方が少し筋力がある状態が好ましいとされています。
ぽっこりお腹になりやすい反り腰の状態は、背骨のカーブが強くなっているため、背面の筋肉が常に緊張している状態。そのままにしておくとお腹側の筋肉がゆるんでしまい、バランスが大きく崩れてしまいます。
腹筋が弱いと起こること
腹筋が弱くなればなるほど、骨盤が前に傾いて「反り腰」が強くなってしまいます。反り腰を改善するためにも、腹筋を鍛えることが必要です。腹筋が弱い場合に起こりやすい体への影響が以下になります。
・運動時にスムーズに動けなくなる…腹筋は体の真ん中にあり、上半身を曲げたり伸ばしたり、ひねったりする時に働きます。腹筋が弱くなると、これらの動きがスムーズにしにくくなります。
・内臓の位置が下がってしまう…胃や腸などの内臓を支えているのは腹筋です。腹筋が弱くなることで、支えられずに内臓が下垂してしまいます。
ぽっこりお腹に効く「ガス抜きのポーズ」
仰向けに寝て両ひざを抱える、ヨガの「ガス抜きのポーズ」。両ひざをグッと引き寄せることにより、ほどよく腹圧がかかります。また、背中から腰の筋肉を緩めることができるので、反り腰改善にもおすすめです。
反り腰チェック
まずは、反り腰かチェックしてみましょう。 両ひざを立て仰向けに寝ます。腰の下に手を入れて、手がスルッと入った場合は、反り腰の可能性大です。
①ガス抜きのポーズに入る前に、骨盤の位置を調整します。お尻の下に手の甲が上になるようにして両手を敷きます。前に傾いている骨盤を、少し後ろに傾けます。ほんのり腹圧が感じられればオッケーです。
②①の状態をキープしながら、両手で右ひざを胸に引き寄せます。腰と背中の筋肉を緩め、腹筋に力を入れましょう。可能であれば、頭をひざに引き寄せて、さらに負荷をかけてみてください。反対側も同じように行います。
③ガス抜きのポーズをします。両ひざを抱え、息を吐きながら胸に引き寄せます。可能であれば、頭を上げてひざに近づけましょう。このまま呼吸を続けて、30秒キープします。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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