姿勢をよくしようと胸を張ると腰に悪い…?!【知らなかった腰痛の原因】腰痛・反り腰改善トレ
腰痛に悩む女性はとても多いですよね。特にヒールを履くことが多い人や、つま先重心になりやすい人は要注意! またよい姿勢にしようと胸を張りすぎてしまう人も、過度に骨盤が前傾して腰を反らせる癖がついている場合があります。今回は、そんな人に向けて、使いすぎの前ももや硬くなった腸腰筋をほぐして腰痛を予防するストレッチをご紹介します。
腰痛・反り腰の原因は「腸腰筋の硬さ」にあり
骨盤は通常、真横から見ると少し前傾しています。その前傾が強すぎて股関節周辺が縮むと怒るのが反り腰です。そして反り腰が腰痛の原因になります。他にも、筋肉が硬まって血流が悪くなることも腰痛の原因につながります。
特に座っている時間が長い人は腸腰筋という、背骨から脚の付け根に付いている筋肉が硬くなっている場合が多く、腸腰筋の硬さが反り腰を加速させる要因にもなります。
腰痛を改善するために、マッサージなどで腰をケアしている人も多いと思いますが、まずは周辺の筋肉を緩めることが大切です。大腿四頭筋という前ももにある筋肉が張ると腸腰筋も硬くなりすくなるため、同時に緩めてあげましょう。
反り腰を調整して腰痛改善に導く「前ももストレッチ」
毎日1分おこなうだけで前ももの張りが軽減。反り腰の改善や美脚効果も期待できる「前ももストレッチ」をご紹介します。姿勢改善やむくみ解消、冷え性の緩和にも繋がりますよ。
腸腰筋ストレッチ
①片膝立ちになり、両手を立てた方の脚の前ももにおく。
②背筋を伸ばし、お腹を引き込んでバランスをとりながら床についた後ろ脚の膝を一歩下げる。
③お尻をきゅっと締めて尾骨を下げるように脚の付け根を前に押し出す。
④脚の付け根が伸びる感覚を味わいながら5呼吸キープ。反対脚も同様に行う。
ポイント:脚の付け根を伸ばそうとして腰を反らせすぎないように注意しましょう。
壁を使った前ももストレッチ
①壁に手をついてまっすぐ立ち、右膝を曲げて右手で右足の甲をつかむ。
②腰を反らないように注意しながら右膝を徐々に後ろに引き、前ももの伸びを感じるところでキープする。
③5呼吸キープほどキープ。反対の脚も同様に行う。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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