【お味噌汁】一流料理家に学ぶ、加えるだけでコクと旨味、栄養がグンと上がる「意外な調味料」とは?
味噌汁に「黒糖」を加えることで、驚きの効果があるのをご存知ですか?意外なこの組み合わせには、おいしさだけではなく栄養バランスにもメリットがあります。
味噌汁の健康効果
心身ともに健康を目指す方にぜひおすすめしたいのが、具沢山の味噌汁です。味噌汁を意識的に食べることで、どんな健康効果が期待できるのでしょうか。
身体を温め、血行を良くする
温かい飲み物は内臓を温め、血液のめぐりが良くなることでシャキッと頭が働きます。
手軽に沢山の栄養を摂ることができる
味噌には、原料である大豆のたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが栄養が豊富に含まれ、お好きな野菜や海藻などの具材を加えれば、さらに様々な栄養素が摂れます。また発酵食品がゆえに、麹の働きでそれら栄養素の消化吸収が良くなります。
自律神経へのアプローチもできる
味噌には、自律神経「セロトニン」の材料になる「トリプトファン」というアミノ酸が含まれています。セロトニンは「幸せホルモン」というくらい心と身体の健康に必要なホルモンの一種で一日を活発に送ることでストレスを解消、代謝促進で肥満防止効果もあります。うつ病や生活習慣病といった心と体の疾患も防ぎます。
加えるのは「黒糖」!味噌汁に加えることで生まれる3つのメリットとは?
①コク・複雑味
プロも大切にする美味しい料理を作るポイント「味のバランス」。精製されていない黒糖だからこそ持っている塩味、苦味、甘味、旨み等、「複雑味」が天然のコクとして味噌と具材を繋げバランス良く仕上げます。
②減塩
①のコクが自ずと味の深みを作る為、過剰な塩、出汁、味噌を必要としません。
③栄養バランス
黒糖に含まれている栄養成分「フェニルグルコシド」には糖の吸収を抑制する働きがあり、摂取後の血糖値の上昇がゆるやか。ビタミンやミネラル、カリウムも豊富に含まれ、ダイエット効果・むくみ改善・便秘解消、血圧を下げる効果など、睡眠の間に日々の疲れを翌日に持ち越さない健康効果も期待できます。またビタミンB1・B2・B6や天然のオリゴ糖「ラフィノース」などが含まれているため、肌荒れ・しみ、口内炎・湿疹などを抑え、皮膚・粘膜の保護、再生、美白美肌効果も期待できます。
黒糖を加えた味噌汁におすすめの具材
豚肉
黒糖を加えることで、豚肉が持つコクと旨みがより濃厚になります。
大根、ごぼう、人参
根菜の甘みを、黒糖がより引き出してくれます。
教えてくれたのは…由井恵一さん
東京、パリで仏料理の巨匠ロブション氏に10年師事。大好きな沖縄素材をメインとしたビストロをオープンした後19年に沖縄へ移住。これまで培った島素材の創作を生かして県民が地産地消するレシピに注力。ケータリング、宮古島ホテルの料理長他多数。特にJAおきなわ黒糖プロジェクトでは黒糖=コク糖という新しい切り口で需要拡大に燃える。
https://www.ja-okinawa.or.jp/kokutou/
【参考文献】
黒砂糖協同組合 沖縄黒糖について
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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