醤油の表面に白カビが…捨てたほうがいい?劣化のサインとは|管理栄養士が解説する醤油の賞味期限

 醤油の表面に白カビが…捨てたほうがいい?劣化のサインとは|管理栄養士が解説する醤油の賞味期限
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管理栄養士 山口ミホ
山口ミホ
2024-02-12

和食を作るときに使ったり、お刺身やお豆腐にそのままかけたりと、日本の食文化には欠かすことのできない醤油。出番の多い調味料だからこそ大容量のサイズを買ったり、予備をストックしているという方も多いと思いますが、醤油の正しい保存方法はご存知でしょうか?今回は醤油の適切な保存方法や開栓後の注意点について解説します。

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未開栓の場合の保存方法は?

醤油は開栓前であれば、常温での保存で大丈夫です。ただし、直射日光が当たらず、なるべく涼しいところで保存するようにしましょう。醤油の容器やパッケージに記載されている賞味期限は、未開栓の場合の期限になるので、表記されている期限内に開栓して使うようにしましょう。

開栓後は保存方法と使用期限に注意!

未開栓の場合は常温保存でしたが、開栓したあとは必ず冷蔵庫に入れて保存するようにしましょう。また開栓後は記載されている期限に関わらず、1ヶ月ほどで使い切るのが使用期限の目安になります。

醤油は空気に触れることによって酸化が進みます。酸化が進むと色が濃くなったり、風味や香りが落ちてきてしまうので、醤油のおいしさを保つためにも1ヶ月ほどで使い切れる量を買うようにするといいですね。

また醤油はペットボトルやビンなどの容器に入っていることが多いですが、最近では空気に触れにくいように作られた容器に入っているものも増えてきました。そのような容器の場合は、冷蔵保存が禁止されている場合もあるので、パッケージに記載されている保存方法や使用期限を守るようにしましょう。

醤油
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賞味期限が過ぎても大丈夫?

賞味期限とは、品質が変わらずおいしく食べられる期間のことなので、賞味期限を過ぎてしまったからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。

特に醤油は塩分が高く、雑菌から守られているため腐敗や食中毒の心配は少なく、期限を過ぎたあとでも使うことができます。しかし、風味が劣化していたり、保存方法や環境があまりに悪い場合は、カビや異臭が発生することもあります。使用前は醤油の状態をしっかり確認してから使うようにしてくださいね。

風味が劣化してしまった醤油の使い方

開栓後は空気に触れることによって、風味や香りが劣化してきてしまいます。1ヶ月で使い切らなかった場合や風味が劣化してきたと感じたときは、刺身やドレッシングなどそのまま使うのは避けましょう。代わりに煮物や炒めもの、佃煮など加熱して使うことで、風味の劣化を気にせずに使うことができます。

醤油がカビてしまったときは?

保存方法によっては、醤油の表面に白いカビが生えてしまうこともあります。このカビは産膜酵母という酵母の一種のため、体内に入っても有害なものではありません。

カビが生えてしまった場合は、布でこしてカビを取り除き、鍋に移して加熱殺菌をしましょう。カビの生えてしまった醤油は風味が劣化しているのでそのまま使わず、加熱した上で焼き肉のタレや佃煮として使ってみてください。

私たちの食生活に欠かすことのできない醤油。使う頻度が高いからこそ、大容量サイズを買ったりストックを多く持ってしまいますが、おいしさを保つためにも保存方法と使用期限を守って使いましょう。

【参考文献】
・ヤマサ醤油株式会社HP「よくいただくご質問 しょうゆQ&A」
・キッコーマン株式会社HP「よくお寄せいただくご質問 しょうゆの取り扱い」

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管理栄養士 山口ミホ

山口ミホ

管理栄養士、腸活アドバイザー。病院の栄養士を経験後、安心しながら美味しく食べられるものを作りたいという思いから、食材の味や旬、無添加を大切にするジャム専門店にて店長として従事。レシピ開発や製造・加工、店舗運営を経験。現在は腸活アドバイザーを取得し、食で体もココロも美しくをテーマに、フリーランス管理栄養士として活動。



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