朝なのに疲れている、動くのが億劫、気分がのらない…【ウインターブルー】を解消する「ゆる朝ヨガ」
冬は寒さで動くのが億劫になったり、気分も落ち込みやすい季節。特に朝はまだ薄暗くすっきり目覚めるのが難しいかもしれません。そんな時にオススメの胸を開くポーズを2つご紹介します。
気分が上がらない「ウインターブルー」
晩秋から冬にかけて、憂鬱な気分になったり、寒さで動くことが億劫になったり、無力感、罪悪感にかられたり…。そんな感覚になったことありませんか? このような状態をウィンターブルーと言うそうです。ウィンターブルーになると、過食や過眠、体重の増加などにつながると言われています。
太陽光を浴びてウインターブルーを解消!
ウィンターブルーの主な原因は光不足と言われています。私たちは太陽の光を浴びることで、気持ちが前向きになったり、やる気アップにつながるホルモンである「セロトニン」が活性化されます。しかし冬は春や夏に比べると日照時間が短いため、太陽の光を浴びる量が少なくなりセロトニン不足に陥るのです。
また最近は、リモートワークの普及により出勤が減り、ますます日の光を浴びる機会が減っていると言われています。積極的に外に出る時間を作ったり、朝起きたらカーテンを開けて深呼吸をしたり、太陽の光を浴びることを心がけることが大切です。
太陽の光を浴びると睡眠の質もアップ
太陽の光を浴びてから約15時間後に、セロトニンが睡眠ホルモンであるメラトニンに変わります。朝に太陽の光をしっかり浴びることが良質な睡眠にも繋がるのです。
胸を開いて気分を明るく!
モヤモヤしたり、憂鬱な気分の時は、肩が前に入り背中が丸まった姿勢になっています。背中が丸まっていると、胸がつまりやすくなり心も窮屈になってしまいます。心が窮屈になると柔軟な考えができなくなるので、視野が狭まりモヤモヤが生まれてしまうのです。
また胸が詰まっていると呼吸が浅く短くなりってしまいます。すると、血液循環が悪くなり脳内にも酸素が上手く行き渡らずにイライラしやすくなったり、無力感や罪悪感などに繋がってしまうのです。
胸を開くことで得られる効果
気持ちが前向きでポジティブになる
胸を開くことで呼吸が深まります。呼吸が深まると血液循環が良くなり、体の隅々まで酸素がしっかり行き届くので、自然と表情も明るく柔らかくなり、思考も柔軟にポジティブになります。
また、胸の呼吸は交感神経を優位にさせるので活動的になり、やる気アップにもなります。
姿勢の改善、バストアップ効果
肩が前に入り背中が丸まった姿勢でいると、胸の筋肉は硬くなってしまいます。胸が開くと胸周りの筋肉が柔らかくなり、背骨も矯正され、美しい姿勢へ導きます。またバストの位置も自然と上がるのでバストアップ効果も期待できます。
ウインターブルーを解消!胸を開くヨガ
①背筋を伸ばして椅子に座り、息を吸いながら両手の指先を絡めて上に伸びます。
②息を吐きながら繋いだを離して外側に広げます。
③再び手を絡めて伸び解放して、そのまま背中の後ろで手を組みます。胸を開いてそのまま3呼吸します。
④息を吐きながら上半身を前に倒して頭を下げます。背中で組んだ両手を天井に突き上げます。
⑤吸いながら体を起こし、胸を開きます。
⑥息を吐きながら両手を体の前に伸ばし、吸いながら両手を真上にあげて解放。バンザイのような形になり胸を開いて呼吸をします。
⑦息を吐きながら胸の前で合掌します。
動画はこちらから確認できます
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く