オイスターソースとウスターソース、塩分量が多いのはどっち?減塩のための使い方のコツも解説

 オイスターソースとウスターソース、塩分量が多いのはどっち?減塩のための使い方のコツも解説
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オイスターソースとウスターソースはどちらも料理の味付けに欠かせない調味料ですが、どちらが塩分を多く含んでいるのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。調味料に多く含まれている食塩には体に必要なミネラルが含まれていますが、摂りすぎると高血圧などの生活習慣病のリスクを高める可能性があります。 そこで、今回の記事ではオイスターソースとウスターソースの塩分量と減塩のために意識したい使い方のコツを管理栄養士が解説します。

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オイスターソースとウスターソースの特徴

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 オイスターソースは中国の調味料の一種で、本来は塩漬けした生牡蠣を発酵・熟成させたものです。ただし、市販のオイスターソースは生牡蠣から抽出した液に砂糖、塩、でんぷんなどを混ぜて加熱したものです。牡蠣の持つ旨味と濃厚な味わいのある、とろみのあるソースで、肉や魚などさまざまな食材と相性が良いとされます。

一方、ウスターソースは野菜や果物を絞った汁もしくはピューレしたものを濃縮し、これに砂糖、食酢、食塩、香辛料を加えて作られたソースです。野菜や果物などの旨味に加え、香辛料の辛味も感じられる特徴があります。ウスターソースはオイスターソースと比べるととろみがなく、さらっとしたソースです。コロッケやカツなどの揚げ物、焼きそばなどの料理に使用されます[1]。

オイスターソースとウスターソース、塩分量が多いのはどっち?

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オイスターソースとウスターソースはどちらも料理の味付けに欠かせない調味料ですが、塩分量には違いがあります。そこで、2つのソースの塩分量を比較してみましょう。文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、オイスターソース100g当たりの食塩相当量は11.4g、ウスターソース100g当たりの食塩相当量は8.5gとなっています。このように100g当たりで比較すると、オイスターソースの方が塩分量が多いことが分かります[2,3]。この結果だけ見ると「減塩するにはオイスターソースの使用を控えれば良いのか」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、使用量やメーカーによって異なるため注意が必要です。

オイスターソースは調理中に使用することが多いのに対し、ウスターソースは調理した料理に使用することが多い傾向にあります。明確なデータがないためはっきりとはいませんが、一度に使用する量はウスターソースの方が多い場合もあるでしょう。また、今回の成分値はあくまでも参考値であり、メーカーによって塩分量が異なります。そのため、ソースの塩分量が気になる方は、ご自身が普段使っているソースの成分値を確認し使用量に注意することが大切です。

減塩のために意識したい使い方のコツ

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一般的に食事で摂取する食塩の多くは、調味料によるものだといわれています。調味料の使用量は個人差がありますが、減塩をするためには調味料の使い方を意識する必要があるでしょう。

オイスターソースを調理で使用する際は、目分量で計るのではなく計量スプーンなどできちんと計量することがポイントです。また、ウスターソースは直接料理にかけるとかけ過ぎてしまう可能性があるため、小皿などに分けて、適宜つけて食べることで減塩につながります。調味料を単に減らすのではなく、上手に使ってできるだけ食塩の摂取量を抑えられると良いですね。

【参考文献】(すべて2024年2月2日閲覧)

[1]文部科学省, 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

[2] 文部科学省, 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年,  調味料及び香辛料類/<調味料類>/(調味ソース類)/オイスターソース

[3] 文部科学省, 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年, 調味料及び香辛料類/<調味料類>/(ウスターソース類)/ウスターソース

[4]厚生労働省, e-ヘルスネット|調味料の上手な使い方

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一ノ木菜摘

一ノ木菜摘

管理栄養士/ライター。短大卒業後、病院で栄養士として働きながら管理栄養士免許を取得。その後は病院の管理栄養士やコールセンターなどの経験を経てライターとして活動を始める。ダイエットや食品、メンタルなどのヘルスケアについて論文などの科学的根拠をもとにコラムを執筆している。



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