痛い、引っかかりがある、つまり感がある…【股関節悩みがある人必見】毎日やりたい基本の股関節まわし
股関節には6つの動きがあり、日常生活の動作には欠かせない働きをしています。股関節まわりの筋肉が硬くなってしまうと、股関節の動きが悪くなってしまい、体にさまざまなデメリットが生じてしまいます。基本の股関節まわしをマスターして、全方位の動きをスムーズにしていきましょう!
股関節の6つの動きとは
基本的な股関節の動きは、屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋の6方向の動きです。
・屈曲…脚を曲げる動きで、腸腰筋や大腿四頭筋などの筋肉を動かします。
・伸展…脚を伸ばす動きで、大臀筋やハムストリングなどの筋肉を動かします。
・外転…脚を外に広げる動きで、中臀筋や小臀筋などの筋肉を動かします。
・内転…脚を内に閉じる動きで、内転筋を動かします。
・外旋…脚を外向きにひねる動きで、大臀筋や梨状筋などを動かします。
・内旋…脚を内向きにひねる動きで、中臀筋や小臀筋などを動かします。
股関節をスムーズに動かすためには、お尻の筋肉や太ももの筋肉、上半身と下半身をつなぐ筋肉の働きが関係してきます。
股関節の動きが悪くなるとさまざまな悪影響が
股関節のまわりには、下半身へ血液を送る太い血管や神経が通っています。また、脚の付け根には大きなリンパ節があります。股関節の動きが悪くなると、体にもさまざまな悪影響があります。
・脚がむくみやすくなる
・下半身の血流が滞る
・体が疲れやすくなる
・猫背になる
・腰痛やひざ痛の原因になる
6つの動きがスムーズになる「股関節まわし」
股関節がかたくなりめぐりが悪くなると、姿勢にも影響が出てしまいます。股関節まわりの筋肉をほぐして、可動域を広げていきましょう! 股関節の6方向の動きをスムーズにするためにおすすめの股関節まわしにトライしてみてください。
①膝を立てて床に座ります。両手をお尻のうしろにつき、床を押しながら骨盤をしっかりと立てます。
②左脚は伸ばし、右ひざを曲げながら胸に引き寄せます。太ももをお腹にくっつけるイメージで、できるだけ近づけてください。
③右ひざを曲げたまま、外側に開きます。内ももの筋肉が伸びているのを感じてください。
④外側に開いた右ひざをまっすぐ伸ばし、脚を大きく内側にまわします。股関節からまわし、太ももの筋肉を意識して、かかとが床につかないようにしましょう。
⑤伸ばした右脚が正面にきたら、ひざを曲げて再び胸に引き寄せます。この動きをゆっくり5回繰り返しましょう。反対側も同様に行います。
※股関節をまわすことに意識を向けすぎて、背中が丸くならないように注意しましょう。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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