ぽっこりお腹注意報!寒い冬こそ運動を!アウター・インナーマッスル、どちらも鍛えるお腹痩せエクサ
皆さんはトレーニングや筋トレをする際に、アウターマッスル・インナーマッスルそれぞれに意識を向けて行っていますか?一体それぞれどんな違いや効果があるのでしょうか。
アウターマッスルとインナーマッスルとは?
私たちの筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルがあります。アウターマッスルとは、体の表層部にある筋肉です。走ることができる、重い荷物を持つことができる、関節を大きく動かすことができるのは、このアウターマッスルがあるおかげです。腹筋群の中でアウターマッスルというと、腹直筋のことを指します。
一方インナーマッスルとは、体の深層部に位置している筋肉です。見ることも触ることもできないため、運動や筋肉について詳しくなければ存在を知らない方もいるかもしれません。インナーマッスルがあるおかげで、私たちは姿勢をキープすることができる、血液の循環を促す、基礎代謝を上げるといったことができています。腹筋群の中でインナーマッスルというと、腹横筋、腹斜筋、腸腰筋のことを指します。
現代人にとってこのインナーマッスルを使うことがなかなかできていないため、姿勢の悪さや体の不調を抱えやすくなっているのです。
どちらを鍛えるべき?
2種類あると、どちらを鍛えるべきなのかと気になりますが、結論から言うと両方鍛えるべきです。どちらもそれぞれ異なった役割を持っているため重要です。
しかし、トレーニングや運動自体に慣れていない方は、アウターマッスルにフォーカスしたものばかりを取り入れていることが多い傾向にあります。もちろん、鍛えないよりは鍛えたほうが良いのですが、どちらも一緒にトレーニングをすることで、それぞれ体への効き方が異なることを感じてみてほしいのです。特にインナーマッスルを鍛えた後、深層部にじわーっと効く感覚は爽快ですよ。
アウターマッスルとインナーマッスル、どちらも鍛えよう
今回のトレーニングは2種類です。同じような動きですが、効いている部位が異なります。順番はどちらからでも構いませんが、セットで行うことをオススメします。
【アウターマッスル】
1.マットの上で体育座りになります。両手を膝の下、かかとを引き寄せて背筋を伸ばします。
2.吐く息でお尻の上に体重を乗せ、両脚をマットと並行まで上げます。上半身も最初と同じ、背筋を伸ばしたままキープします。
3.両手を頭の方へ移動させ、吐く息で右ひざ左ひじを引き寄せます。吸う息で左ひざ右ひじを引き寄せます。テンポよく、背筋を伸ばしたまま10回繰り返しましょう。
【インナーマッスル】
1.マットの上で仰向けになり、両ひざを立てます。ここから、腰まわりがマットから離れないように意識してくださいね。
2.両手を頭の後ろに添え、お腹の力を使って頭と肩をマットから離します。視線はおへそに向けます。首の力で上がろうとすると、首が痛くなりやすいのでご注意ください。
3.その状態から吐く息で右ひざ左ひじを引き寄せます。マットから腰が離れないように注意しながら、吸う息で左ひざ右ひじを引き寄せましょう。そのまま呼吸に合わせて10回繰り返します。
アウターマッスルとインナーマッスルそれぞれ鍛えてみると、終わった後の感覚は全く異なることに気付いたのではないでしょうか。
私たちの体はつねにバランス良い状態が理想的です。筋肉も同じように、どちらかだけでなく、どちらも意識して使うようにしてみてくださいね。慣れてきたらどんどん回数を増やして、負荷をかけてみましょう。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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