【できない人は体幹が弱い?】代謝アップ、姿勢改善…メリットしかない!強い体幹を作る「Zエクサ」
3段階の強度別エクササイズで、自分の体幹レベルをチェックしてみましょう!
そもそも体幹ってどこ?
体幹と聞くと、お腹周りや胴体、とイメージする方も多いと思います。また、体幹トレーニングと呼ばれるもののほとんどが腹筋や背筋のトレーニングが多いため、体幹=胴回りと思っている方も多いでしょう。しかし解剖学的に言うと、体幹とは「腕を除いた頭蓋骨から骨盤まで全体を指す」といわれています。そのため体幹を意識して動くときは、お腹周りだけでなく、骨盤の下部についている骨盤底筋群から頭頂まで、全体のつながりを意識して動くことが大切です。
体幹全体を意識して使う、鍛えるメリット
・美しい姿勢を無理なくキープできる
・体を安定させる
・腰痛の予防、改善につながる
・連動して動くことによりパワーが発揮されやすくなる(運動パフォーマンスがアップする)
体幹が使えることで、日常の美姿勢につながるだけでなく、歩く、走るといった動作やスポーツに至るまで、メリットがたくさんあります。体幹が弱っているというのは、すべてこの逆。姿勢を維持できない、靴下を履くために片脚になったり、ヨガのバランスポーズ等でふらふらしてしまう、腰痛(ぽっこりお腹とセットであることが多い)などの悩みがある方は体幹全体を意識してトレーニングを行っていきましょう!
体幹強化に効く!Zエクササイズ
お腹だけでなく頭の先まで意識して行うZエクササイズをご紹介します。膝立ちの上体になり、体全体をZ(ゼット)の文字の形にするだけ!イメージできるのに、やってみると難しい…さっそくポイントを押さえながら行ってみましょう!
1.膝立ちの姿勢になる(膝の間はこぶし1個分くらい)
2.両手を肩の高さまで上げて、上体を斜め後ろに倒す
レベル1:ちょっと倒れただけで腹筋がプルプルする!
レベル2:腰を反ることなく目線が少し斜め上を向く程度まで上体を倒せる
レベル3:体を倒した上体で、両腕を天井方向に伸ばす、戻すを繰り返せる
■ポイント
・後ろに倒れるほど、腹筋や太ももの筋肉の強化になります!
・腰を反ってしまうと、お腹の力が抜けてしまい体幹強化の効果がないだけでなく、腰に負担もかかります。大きく倒すことよりも、膝から頭の先までを一直線にキープする意識をもって行ってみましょう。
・頭のてっぺんを斜め上に引き上げる(誰かに引っ張られているような)意識で行いましょう。
・呼吸を止めずに行いましょう。5呼吸キープを目標に。
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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