妊娠中のつらい肩凝りの原因にアプローチ!道具を使わない肩こり改善1分間ヨガ
「妊娠したらなんだか肩が凝るようになった…」そんな風に感じている方はいませんか?今回は妊娠中に肩が凝ってしまう原因とそれを改善するヨガをご紹介します。
妊娠すると肩が凝る?
これまで肩凝りに悩まされたことがない方でも「妊娠したら肩が凝るようになった」という声もよく聞きます。なぜ妊娠中は肩が凝りやすいのでしょう?主な原因として3つ解説したいと思います。
運動不足
妊娠してお腹が大きくなると、体重も増えだんだん体が動かしにくくなってきます。靴下を履くだけでひと苦労ですよね。しゃがんで立ち上がるのも「よっこいしょ!」とかけ声が必要です。重たい体で運動するのが億劫になりついつい運動不足に…。すると全身の血行不良が起こり首や肩甲骨まわりの筋肉も固くなってしまい、肩凝りを引き起こす原因になります。
心身の不安や緊張
妊娠は病気ではありませんが、母子共に命がけであることは間違いありません。「お腹の中の赤ちゃんは元気かな?」と見えない不安を抱える妊婦さんも多いのではないでしょうか。不安な気持ちは体の緊張として現れます。無意識のうちに肩まわりに力が入り肩凝りの原因となっていることも考えられます。
胸のサイズアップ
妊娠すると女性ホルモンの影響で胸が少しずつ大きくなり、妊娠後期には約2カップほどサイズアップするケースが多く見られます(個人差あり)。ずっしり大きく重たくなった胸は肩まわりの筋肉にとって大きな負担となります。妊娠中から産後までしばらくの間サイズアップした状態が続きますので、意識的に肩まわりの筋肉を緩めるように心がけてください。
道具いらず!肩凝り改善1分間ヨガ
今回は道具を使わないのでどこでもできる簡単な肩凝り改善ヨガをご紹介します。動画や写真では床に座っていますが、椅子に座ったり立った状態でもOKです。ポイントは肩まわりの筋肉の緊張を緩めること。そして、肩甲骨まわりや脇の下を大きく動かすことです。お腹の中の赤ちゃんとゆっくり深呼吸するイメージで行ってみてください。
肩の上げ下げエクササイズ
<やり方>
1)背筋を伸ばし安定した姿勢になる。座っても立っていてもOK
2)息を吸うタイミングで肩を耳の方へギュッとすくめ、息を吐くタイミングで肩の力をストンと抜く。この動きを数回繰り返す
肩甲骨まわりのストレッチ
<やり方>
1)背筋を伸ばし安定した姿勢になる。座っても立っていてもOK
2)両腕を前に伸ばし、お互いの肘を持つ
3)息を吐くタイミングで背中を丸める。息を吐きながら肘を左右に揺らす
4)息を吸うタイミングで肘を天井の方へ持ち上げ背筋を伸ばす。息を吸いながら上体を左右に揺らす
5)腕をおろしてリラックス
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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