【妊娠中のむくみ解消や転倒防止対策に】座ったままタオル1枚でできる足の筋力アップ法
妊娠中はさまざまなマイナートラブルが起こりやすいです。ホルモンバランスの影響でむくみやすくなったり、思うように体が動かせず運動不足気味になったり、ちょっとしたことでも疲れやすくなったりしますよね。妊娠中の筋力低下は転倒リスクを高めるため、できる範囲で筋力アップを図りたいもの。今回は、むくみ解消と転倒予防に役立つ、座ったままでできるタオルを使った足の筋力アップ法を紹介します。
妊娠中はむくみや筋力低下になりやすい?
妊娠中、体にはさまざまな変化が現れてきますよね。とりわけ、体を動かすことが大変だと感じる妊婦さんも多いのではないでしょうか。妊娠8カ月を迎える筆者自身、歩くだけで息切れしたり、ちょっとした動作でも疲れやすくなったり、お腹が大きくなるとその重さがずっしりと体にのしかかるような感覚を覚えているところです。妊娠中の女性のなかには、運動によってお腹が張りやすくなる人や、医師から運動を止められてしまう人もいるかもしれません。妊娠すると、以前のように体を動かすのが容易ではなくなります。しかし、ほとんど動かさない状態を続けてしまうと、次第に筋力は衰え、血流悪化や機能低下にまで陥ってしまう可能性もあります。さらに妊娠中は、ホルモンバランスの影響を受けて下半身がむくみやすくなるといわれていますので、妊娠前よりもむくみ対策が肝心です。
体が重くなる妊娠後期は転倒にも注意!
妊娠中は初期から出産までの間、気を付けるべきことが多いですが、外出時にとくに気を付けたいのが転倒です。混雑している電車やバス、お風呂や階段など、日常には転倒する可能性のある場面はたくさんあります。妊娠後期の人はお腹もだいぶ大きくなっているため、転倒リスクはさらに高くなります。人ごみの中には入らない、危険な場所は歩いたり、近づかないなどして、少しでも転倒しやすそうなシーンは回避するようにしましょう。また、運動不足により筋力が低下してしまうことでも転倒を招きやすくなります。予防のためにも、できる範囲での下半身の筋力強化をしていきましょう。
むくみ対策や転倒防止対策に!座ったまま筋力アップできるタオルギャザー
タオルギャザーは足指や足裏、ふくらはぎの筋力を強化するのに効果があります。足元でバランスを崩した時でも、筋力が強くなることで踏ん張る力が養えます。積極的に体を動かす運動とは違い、座ったままでできるため妊娠中でも安心して行えます。
用意するもの
椅子・長めのタオル
やり方
①椅子に座り、足元の床にタオルを敷いてその上に足を半分乗せ、かかとは床の上につく。
②かかとは床につけたまま、足のすべての指を使ってタオルをぎゅっと掴み、手繰り寄せる。
③つま先をあげ、もう一度タオルを足指で掴み、手繰り寄せる。タオルの端に到達するまでこれを繰り返す。
※可能であれば3セット行いますが、もしも足がつりそうになったら無理せずお休みするようにしてください。
AUTHOR
君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、同氏の指導者養成講座を修了し、ヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年、日本ヨーガ瞑想協会講師登録/2019年、全米ヨガアライアンスRYT200取得
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