「食べるときにくちゃくちゃ音を立ててしまう…」意外な原因とは?治す方法はある?歯科医師が解説

 「食べるときにくちゃくちゃ音を立ててしまう…」意外な原因とは?治す方法はある?歯科医師が解説
Adobe Stock

くちゃくちゃ音を食べて食べるクセがありませんか?

広告

くちゃくちゃ食べる…原因は「口呼吸」?

何かを食べる時、咀嚼するときに、くちゃくちゃと音を立てて食べていませんか?「単なるクセ」かと思いきや、歯科医師の石幡一樹先生によると、「くちゃくちゃ音を立てて食べる原因については、身体的な機能(お口の中・座る姿勢)によるさまざまな可能性も多くある」とのこと。以下に、原因として考えられることを教えていただきました。

原因1・噛み合わせが悪い(不正咬合)

「不正咬合(叢生・上顎前突・開咬等・過蓋咬合・下顎前突等)で歯列のバランスが悪いケース。食事の際に咬みやすくするため、歯を自然とずらすようになっていて、それが習慣づいてしまっています。上下の歯を噛み合わせた際に少し隙間があると食べ物をきちんと捉えられず、口を開けることがあり、咀嚼音が発生します」(石幡先生)

原因2・口の周りにある筋肉が弱い

「咬筋・側頭筋などの咀嚼筋や、口輪筋など表情筋など、口の周囲にはたくさんの筋肉があります。それらの筋肉には、口を開いたり閉じたりすぼめる働きや、食事の際に入れた食べ物が口の外に出るのを防ぐ働きもあります。舌の力をうまく使いこなせない時も同様で、筋肉が弱いと口から食べ物がこぼれてしまい、くちゃくちゃ音の原因になります」(石幡先生)

口の周りの筋肉
口の周囲にある筋肉 イラスト/Adobe Stock

原因3・口呼吸

「習慣的な口呼吸がある場合、口を閉じると息ができなくなります。それが原因で、音を立てる食べ方になりがちです。対して、口呼吸を治した結果、くちゃくちゃ食べも治るという可能性もあります。

口呼吸の原因として考えられることのひとつに「鼻詰まり」があります。鼻炎などで鼻の呼吸ができずに口で呼吸を行うと、くちゃくちゃ食べを行いがちな傾向にあります。喉には食道と気管があります。食べ物を胃へと運ぶのが食道、空気を肺へと運ぶのが気管の役割です。お口が開いた状態で食べ物を飲み込むと、気管に食べ物が一緒に入るトラブルがあります。これが専門的に誤嚥(ごえん)と呼ばれる問題になり、健康面においても注意が必要です」(石幡先生)

くちゃくちゃ食べは治せることもある!

石幡先生によると、「口呼吸が不正咬合による場合、矯正治療を行えば、歯科医院で治せる可能性がある」とのこと。鼻づまりによる口呼吸の場合は耳鼻科に通院するべきですが、口腔内で自分のお悩み(くちゃくちゃ食べ・噛み合わせ・過蓋咬合・受け口)がある場合は、一度歯科医院に来院し、医師に相談してみましょう。

 

取材協力/石幡一樹先生
いしはた歯科クリニック院長。歯学博士。日本補綴歯科学会専門医・日本顎咬合学会認定医。昭和大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学病院義歯外来(入れ歯科)で歯科医師としての経験を積み、10年前に埼玉県久喜市に「いしはた歯科クリニック」を開業。

広告

AUTHOR

ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

口の周りの筋肉