うつむいた姿勢で痛くなる首の後ろの筋肉をほぐす!簡単ストレッチ2選
PCやスマートフォンを使う時間が長くなるとうつむいた姿勢でいる時間も長くなりがち。このうつむいた姿勢は首の後ろの凝りの原因になります。首に疲れを感じた時は今回紹介するストレッチを行なって筋肉の緊張を緩めてあげましょう!
首の後ろが凝って痛くなるのはどうして?
首の後ろの筋肉が凝っていて、痛い・ツラい……。その主な原因は、姿勢の偏りです。例えば、長時間のデスクワーク。また、スマートフォンを使用する時などにうつむいた姿勢をすることによって、首の後ろの筋肉が頭の重さを支えるようになるため負担大なのです。
さらに、パソコンやスマートフォンを使用する時間は一日を通して長くなりがちですよね。そうなると、首の後ろの筋肉は緊張しっぱなしの状態が続くことに。それによって血液循環が悪化し、筋肉に疲労物質がたまって硬くなり、凝りや痛みを引き起こしやすくなります。
凝りや痛みの症状を感じる時だけでなくうつむいた姿勢を長く取り続けた後は、首の後ろの筋肉の緊張を緩めるストレッチが効果的です。今回は座ったままでできる簡単なストレッチ法を2つご紹介します。
簡単!優しい!首の後ろストレッチ2選
頭を前に倒すストレッチ
<やり方>
1)あぐらで座り、骨盤を立て左右の坐骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せましょう。首の後ろで両手の指を組みます
2)息を吐きながら、頭を下に向けます。腕の重さを使って首のつけ根のあたりをごく軽く押しながら首のうしろをストレッチしましょう。両ひじは前に向けて閉じ、手のひらで首をコルセットのように包んであげると◎! 回数は呼吸に合わせて5~10回を目安に
3)頭を右~後ろ~左~前へとゆっくり回します。手のひらで首を包んだまま、動かせる範囲内で小さな円を描くと筋肉を痛めにくく安心です。動きの目安は1呼吸するあいだにグルッと1周。回数は5~10周を目安に
4)反対側も同様に行いましょう
頭を斜めに倒すストレッチ
<やり方>
1)あぐらで座り、左手を右肩の上に乗せましょう。
2)息を吐きながら、顔を左に向けます。あごのラインは床と水平をキープしたまま、無理のない範囲で顔を横に向けましょう。
3)息を吐きながら次の吐く息に合わせて、あごを引きます。顔の向きを微調整して、首のうしろや横に心地よい伸びを感じられるところで呼吸を繰り返しましょう。回数は呼吸に合わせて5~10回を目安に
4)反対側も同様に行います
首はとてもデリケートなパーツです。無理なストレッチによって痛めてしまう恐れもあるので、伸ばし具合い・動かし具合いを調節しながら優しく丁寧に筋肉をほぐしていきましょう。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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