今すぐ試したくなる!【前屈が深まるアイデア】体を柔らかくするための全身のパーツの取り扱い方
私たちの体はプラモデルのようにパーツを繋ぎ合わせてできているのではなく、膨大な細胞や組織の集合体からなっています。柔軟性を高め前屈を深めるための練習はたくさんありますが、今回は一歩引いた位置から考えていきましょう。「体は繋がっているんだな」と感じながらトライしてみてください。
柔軟性アップのための基本的な考え方
前屈ができないおもな原因は、体が硬いこと。では体が硬いとはどういうことでしょう。
多くの場合「体が硬い=筋肉の柔軟性不足」を指すことが多く、硬くて筋肉が伸びないのであれば、伸ばすための練習=ストレッチなどをするのが有効です。みなさんも前屈攻略のためのさまざまなストレッチを調べて練習したことがあるのではないでしょうか。
もうひとつ。柔軟性を高めて前屈を深めるための「筋力」にフォーカスして、その筋肉を使える=トレーニングするという方法もあります。
この2点が柔軟性アップのための基本的な考え方です。
部分ではなく全体でとらえる
私たちの体は関節や筋膜、皮膚などでつながっています。つまり柔軟性が低い→股関節が硬い→腰まわりの動きが悪い→胸まわりの動きが悪い→肩まわりの動きが悪い、と考えることもできるのです。今回はこのような、全身のつながりを感じながら柔軟性を高める方法をお伝えします。楽しみながらBefore/Afterを比べてみて下さい!
ふくらはぎや膝裏のつっぱり感を緩和→足裏ほぐし
ふくらはぎの筋肉は、アキレス腱を通りかかとまで続いています。ふくらはぎの筋肉の動きが悪いと足首の動きにも関係して、動きに制限をかけてしまうこともあります。また、足底筋膜という筋膜も、足裏からかかとの方へと続いており、同じく足首の動きに影響します。
足裏ほぐしをすることで、ふくらはぎの筋肉の違和感を解消しましょう。行う前に、一回前屈をして感覚を確認すると、変化がわかりやすいと思います。
【やり方】
床に座り、足裏の土踏まずからかかとに向かって、手の親指で強めに圧をかけていきます。土踏まず~かかとを2、3往復しましょう。
ふくらはぎ~もも裏全体の緊張を解く→膝小僧ぐりぐり
膝頭のすぐ下にあるくぼみは、ハムストリングの筋肉や股関節までつながっている筋肉の端っこが集まる終点。ここに刺激を加えることで、ふくらはぎからもも裏にかけた全体が軽くなります。
【やり方】
①仰向けに寝て膝頭のすぐ下にある少しくぼんでいる部分に親指をあて、ぐりぐりを刺激します。痛みを感じる人もいるかもしれません。
②親指で圧を加えたまま、膝の曲げ伸ばしを何度か繰り返します。膝は伸ばしきらなくてもOK。10回程度行いましょう。
AUTHOR
本田雄介
体ガチガチのアラフォーヨガ初心者から、ヨガインストラクターを目指す。インドでRYT200〜500修了。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。外資系アパレル企業勤務時、ワークライフバランス・グロースマインドセット等の学びに触れ、働き方や生き方を見つめ直すきっかけに。ヨガの持つ心身への幅広い効果も知り、現場発信に携わりたいと思い立つ。YMCメディカルトレーナーズスクール所属。Instagram:@honhon180
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