【骨盤セルフメンテナンス】歪みが整い、むくまない太りにくい下半身に変わる「三日月のポーズ」
骨盤調整に効果的と言われているポーズヨガの「三日月のポーズ」。トライしたいけど体が硬くてできない…。そんな人におすすめの易しくアレンジした緩和のポーズをご紹介します!
骨盤調整におすすめの「三日月のポーズ」
ヨガの「三日月のポーズ」は、上半身と下半身をダイナミックに使うポーズです。体全体で弧を描いている形が三日月を連想させますよね。鼠蹊部を伸ばしたり、両手を上げながら上半身を反らすため、身体にさまざまなメリットがあります。そのメリットのひとつが、骨盤調整です。
そもそも骨盤調整って何?
「骨盤矯正」と「骨盤調整」という言葉があります。骨盤矯正は骨にアプローチして骨自体を操作し骨盤を正しい位置へと戻していくもの。今回お話しする骨盤調整は、骨ではなく、骨盤周辺の筋肉にアプローチをして骨盤を正しい位置へと整えていくものです。
三日月のポーズが骨盤調整に良いと言われる理由
三日月のポーズは、股関節の柔軟性を高めてくれると同時に、上半身と下半身をつなぐインナーマッスルである腸腰筋もストレッチできます。
腸腰筋は、大腰筋(だいようきん)、小腰筋(しょうようきん)、腸骨筋(ちょうこつきん)の3つから構成される筋肉の総称です。特に大腰筋は、脊柱(背骨)を安定させる働きがあるので、大腰筋が緩むと姿勢が崩れてしまいます。姿勢が崩れると骨盤の位置も変わってきてしまうことに。腸腰筋のストレッチを行うことで、反り腰の改善などにつながります。
三日月のポーズの緩和バージョン
今回は三日月のポーズが苦手という人に向けたレッスンです。段階を踏みながら行っていきましょう。毎日コツコツと続けていくことで腸腰筋がほぐれ、脚のむくみ改善にもなります。
①膝立ちになり右脚を前に出します。ひざの下にかかとがくるようにセットします。
②右脚を挟むように両手のひらを床につけます。右ひざは90度を保ったまま、左脚をまっすぐ後ろに引いていきます。左脚の鼠蹊部の伸びを感じましょう。左ひざが痛い場合は、ひざの下にブランケットを敷いてみてください。
③呼吸を続けながら30秒ほどキープをして、次の段階にいけそうであれば、両手を右ひざの上におき上半身を起こしていきます。このときに腰に違和感を感じる人は、腰が反ってしまっているので、上半身を前に傾けたままで構いません。
④左脚の鼠蹊部の伸びをしっかりと味わいながら、30秒呼吸を続けながらキープします。無理せず、少しずつ左脚を後ろに引いていきましょう。反対側も同様に行っていきます。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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