【効率よく柔軟性アップ】O脚X脚の防止・姿勢改善にも「内ももがグンと柔らかくなる裏技ストレッチ」
ストレッチのアプローチだけでなく別の手法をプラスすることで更に筋肉や腱がほぐれやすくなるのをご存知ですか?今回はその理由と効率よく内ももの柔軟性をUPさせるやり方をご紹介します。
筋肉には特に硬くなる部分がある
内ももの筋肉(内転筋群)に限らずに筋肉は動かさないと硬くなりますが、この”筋肉が硬くなる”というのは、筋繊維の更に内側にある筋原繊維が短かくなってしまう状態のこと。そのため柔軟性が低下するのです。
股関節の詰まり感の原因かも?
上のイラストでも分かるように基本的に筋肉は端が腱となって骨などに付着しています。この腱の部分はもともと筋肉ほどの柔軟性がある組織ではないため、腱に近い部分の筋肉(筋腱移行部)は硬くなりやすく、ダメージを受けやすいのが特徴です。股関節に詰まり感を感じる人が多いのもこのような理由が原因の一つとして考えられます。
そこで、特に硬くなりやすい筋腱移行部の柔軟性をあげる手法の一つとしておすすめなのが、今回ご紹介する収縮〜弛緩を繰り返すストレッチ法です。このストレッチ法は筋腱移行部の血流が増加しやすく、筋組織の滑走性が高まりやすくなるので是非お試しください。
股関節(内もも)の柔軟性が大切な理由とは?
日常生活の中で手や足などの身体の末端の部分は使う機会が多いですが、身体の真ん中に近づけば近づくほどあまり動かす機会がありません。なので股関節でも特に内ももの筋肉はどうしても硬くなりやすい部分です。
内ももが硬くなるとどうなるのでしょう?
腰痛や猫背の原因になる
内ももの筋肉(内転筋群)が硬くなると、この部分の筋肉が短くなって動きが悪くなります。すると骨盤は後傾になりやすく背中の筋肉も硬くなりがち。最終的には姿勢の乱れから腰痛や猫背の原因にもなるのです。
膝や足首を痛めやすい
内ももが硬いと特に女性の方に多い”ニーイン”と言って、歩く時や階段を登る際につま先より膝が内側へ入りやすくなり関節内に捻れが生じてしまい、それが膝や足首の痛みに繋がることがあります。また内ももの硬さは内股やX脚、膝下O脚にもなりやすくなります。
内ももの収縮〜弛緩ストレッチ
①両腕で上半身を支えながら両脚は軽く開いて前に伸ばします。股関節から外と内とにクルクルと太ももをリラックスしたまま10回ほど動かします。
②上半身を起こし両膝の間は肩幅よりやや広めにして両膝は90℃くらいに曲げます。両手のひらを合わせて両肘をそれぞれ膝の内側へ当てます。
両膝はそれぞれの肘を内側へ押しますが、両肘もそれぞれの膝を外側へ押してちょうどそれらの均衡が取れるように押し合いながら10秒間ホールドします(呼吸を止めないように)。
③再び、両腕で上半身を支えながら両膝を無理にない範囲で開き足裏を合わせます(1セット目)。内ももをストレッチしながらゆったりと2〜3回深呼吸します。
※②と③の動きをあと2セット繰り返しますが、内ももストレッチの際にはできる範囲で徐々にかかとの位置を恥骨に近づけて行ってみましょう。
動画を見てやってみよう
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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