【前屈が苦手な人】硬いのはもも裏だけではない。股関節も背中もまとめて柔らかくなるお尻歩き
長座前屈が苦手な人は両足でいきなりストレッチしてませんか?前屈の時に上半身がスムーズに前に倒せない人において、硬いのはもも裏だけではなく、股関節や背面も硬いです。関連する様々な部位を伸ばしながら片足ずつストレッさせて前屈の柔軟性がUPするお尻歩きのご紹介です。
前屈が苦手な人が硬い部分とは?
前屈で前に倒れにくい人は、もも裏(ハムストリングス)が1番気になると思いますが、もしかしたらもも裏から離れた部分も硬くなっている可能性があります。前屈で動く部分をもも裏から近い順にチェックしてみましょう。
1)股関節やお尻
2)腰や背面
3)肩甲骨や首
前屈した時にもも裏が伸びると同時に大腿骨頭がお尻の方へ動き、骨盤が前傾し、股関節の前が屈曲しお尻が伸びて腰や背面、肩甲骨から首へと伸ばされる範囲が連動する事で上半身を足に近づける事が出来ます。その為長座前屈はもも裏の次に1〜3の順番で伸ばしていきます。前屈が苦手な人はこれらの伸ばすべき部分が硬くなっている事が多いです。
股関節を片方ずつ動かす!がポイント
前屈した時にもも裏の柔軟性に加えて股関節と骨盤、お尻周りの筋肉の可動がとても重要になってきます。腰や背面、肩甲骨周りがどんなに柔らかくも大腿骨頭が接続している股関節周りの筋肉が動かなければ骨盤の角度が変わらず、前屈時の背中の位置も変わりません。座っている時間が長い人は股関節の屈曲はされていても可動をしにくくなるため、前屈の時に必要な大腿骨頭とその周りの筋肉の動きが鈍くなります。それらは股関節の動きと骨盤を前傾させると行いやすくなります。
今回のストレッチは股関節と骨盤のモビリティ(可動性)を高めるためにお尻で歩き、骨盤や股関節、腰回りを動かします。左右交互に動いたり引っ張る動作で、体が硬い人でも行いやすく、効果も出やすくなります。お尻歩きストレッチは前屈や股関節が柔らかくなるだけでなく、ウエスト周りや肩周り等、背面の筋肉が多く使われるため、ウエストシェイプや姿勢改善、肩こり改善、脂肪燃焼細胞も刺激され代謝UP効果など、多くのメリットが期待できます。腕を背中の方から大きく動かすことで肩甲骨周りにある褐色脂肪細胞が活性化され燃焼しやすい体になるので、下半身だけでなく上半身も大きく動かしながら行いましょう。
やり方
Step1(準備運動)
マットや床に両膝を伸ばして座る姿勢からスタートです。両手を胸の前で合掌したら左膝に右肘を近づけて息を吐きます。これを逆も繰り返して全部で5回ツイストをして腰や背中を伸ばします。
Step2(お尻前歩きストレッチ)
両肘を曲げ脇腹の所に添えたら上半身を前へ倒してご自身で倒せるところまで前屈します。その姿勢のまま、腕を背中の方から大きく振りながら右腕を前へ出すタイミングで右の足も前へずらして進みます。これを逆も繰り返して10歩前へ進みます。
動画で確認されたい方はこちらから↓
AUTHOR
miyuki
ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。
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