【夏バテを促進!NGな食べ物とは?】夏に不調になる原因と「夏バテ撃退レシピ」管理栄養士が解説
暑い日が続きますね。「食欲がない」「疲れがとれない」『体がだるい」などの身体の不調を感じている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は夏バテしやすい人の特徴と対策について見ていきましょう。
夏バテしやすい人はどんな人?
夏バテとは、高温・多湿に対応できず、自律神経が乱れて起こる身体の不調の総称のことを言います。医学的に夏バテという病気があるわけではないのです。
クーラーがきいた室内から暑い屋外に出ると、その温度差によって自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると、胃腸の働きが悪くなり、消化機能が低下。結果として食欲不振や下痢などの消化器症状を起こしやすくなります。また暑くて寝付けない、途中で起きてしまうなどで睡眠不足になると、身体の疲れがとれない、だるいなどの症状が出やすくなります。
具体的には以下に当てはまる人は夏バテしやすいと言われています。
・長時間冷房が効きすぎる環境にいる
・食事が偏る、冷たいものばかり食べる
・夜更かしをする
・運動不足
・湯船に浸からずシャワーだけで済ませる
夏バテの一因は栄養不足?食事で気をつけるポイントとは?
夏バテで食欲がないからと、冷たいものや喉越しがいいものばかり食べていませんか?冷たい食べ物は食べやすい一方で、胃腸を冷やすことで働きが鈍くなり、消化不良に繋がることも。また同じ様な食事ばかりで充分な栄養が摂れないと、疲労回復のための栄養が足りず、体調が改善しにくくなります。
例えばそうめんやそばなどの麺類ばかり食べていると、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。筋肉の疲労回復のために必要なたんぱく質、エネルギーを生み出す手助けをしてくれるビタミン、汗で失いがちなミネラル。これらを意識して食べることは、夏バテの症状を改善するために大切なのです。
10分で完成 豚肉となすのピリ辛麻婆風
夏バテの時にこそ食べて欲しい元気が出る一品です。豚肉は優秀なたんぱく源であることに加え、炭水化物をエネルギーに変えるのに必要なビタミンB1が豊富。ニラやにんにくに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収を助けると言われています。豆板醤を加えてピリ辛味にしているので、食欲がない時でも食べやすいですよ。
<材料(2人分)>
・豚こま肉 200g
・なす(大きめの乱切り) 3本
・ニラ(4cm長さ) 1/3束(30g程度)
・Aにんにく(すりおろし) 1片
・Aみそ、しょうゆ、酒 各小さじ2
・A豆板醤、砂糖 各小さじ1
<手順>
①フライパンにごま油(分量外)を中火で熱し、豚肉をさっと炒める。なすの皮を下にして2分ほど焼いたら、A、水50ml(分量外)を加えて蓋をして5分ほど煮る。
②なすがやわらかくなったらニラを加え、蓋を取って水分を煮詰める。
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く