【食べる夏バテ対策】栄養と彩りをそのまんま『夏野菜のまるごとスープ』

 【食べる夏バテ対策】栄養と彩りをそのまんま『夏野菜のまるごとスープ』
Nao Yamada
山田直
山田直
2023-07-23

目にも身体にも優しいごはん。そのレシピと、心地よく楽しんで作るためのヒントをご紹介します。

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夏バテ対策に夏野菜の栄養を

夏野菜
ビタミン・ミネラルなどがたっぷりの夏野菜

暑い日差しの日々がやってきました。

汗をたくさんかき、熱で代謝も増加するこの季節は、身体にも多くの負担がかかり、夏バテの原因にもなってきます。

そんなときに是非取りたいのが、彩り鮮やかな夏野菜。抗酸化作用を持つトマトのリコピン。紫外線対策にピーマンのビタミンC。ナスのアントシアニン。トウモロコシのゼアキサンチン。身体にこもった熱を下げ、弱った身体機能を改善してくれます。

そしてスープで食べる事で、それらの栄養を逃さずまるまる摂取でき、適度な水分とミネラル補給にもなります。

今回は、野菜の旨みを最大限に引き出す重ね煮のテクニックを使い、出汁も使わない、塩としょうゆだけで味が決まり、冷製にもできる、絶品夏野菜スープを作っていきましょう。

夏野菜のまるごとスープ

夏野菜スープ
出汁を使わず、トマトと野菜の水分で旨味を引き出すスープです。

【材料】
・トマト‥‥‥‥‥‥‥大2個  ざく切り
・とうもろこし‥‥‥‥1本       削ぎ落とし
・ピーマン‥‥‥‥‥‥2個   ざく切り
・ナス‥‥‥‥‥‥‥‥中1本  ざく切り
・ズッキーニ‥‥‥‥‥1/2本  ざく切り
・玉ねぎ‥‥‥‥‥‥‥中1個  1cm角切り

(調味料)
・にんにく‥‥‥‥‥‥1片       スライス
・ごま油‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
・塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥少々
・しょうゆ‥‥‥‥‥‥少々
・差水‥‥‥‥‥‥‥‥1カップ

【作り方】

重ね煮1
ごま油に香りを移してから、野菜を重ねていきます。

1. 鍋かフライパンにごま油を入れ、にんにくを色良く炒めます。

2. 火を止め、その上にトマト・とうもろこしを重ねていきます。

重ね煮2
野菜の分量は目安です。多少前後しても大丈夫。

3. さらにピーマン・ナス・ズッキーニ・玉ねぎを順番に乗せ、上から水出しのための塩ひとつまみを振ります。

4. 差水を入れたら蓋をして火をかけ、沸騰したら小弱火で15〜20分ほどゆっくりと加熱します。

重ね煮3
野菜から旨味ブイヨンが出たところ。
まずはそのままの味を食べてみてください。

5. トマトと野菜から出た水分が上がってきて、野菜に火が入ったら出来上がり。もし水分が少なければ水を足し、1〜2分煮込みます。

野菜の水分量などにより味が毎回変わってきますので、 まずはスープのそのままの味を確かめてから、塩で味を整えて、しょうゆでコクをプラスしてください。元の自然な味わいを活かしながら、少しずつ味を整えるのがポイントです。

残りは冷製のスープやパスタにアレンジ

タッパー
タッパーでストックすると、アレンジが便利です。

残った野菜スープは、冷蔵庫で4〜5日保存できます。たっぷり作ってストックしましょう。

アレンジ
カッペリーニとピザトースト。夏の定番です。

冷やして冷製スープにしたり、オリーブオイルとレモン汁を加えて冷製のパスタにアレンジするのもおすすめです。冷たいと味がぼやけやすいので、少し塩を効かせると味が締まります。またわが家では、朝食のピザトーストの具材にもしていますよ。カレーに入れてもOK。

夏の栄養と滋養をたっぷりいただくまるごとスープ、是非お試しください。

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AUTHOR

山田直

山田直

ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰



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