太い脚を引き締めるのに筋トレは不要!?【伸ばすだけでOK】太ももほっそり前腿ストレッチ

太くなりやすい前ももにある筋肉

前ももの筋肉は、大腿四頭筋（だいたいしとうきん）と言い、全身の筋肉の中で最も強く大きな筋肉で、大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋の4つの筋肉を指します。膝と骨盤を結んでいて、脚で体重を支えたり、踏ん張ったり、脚を持ち上げるなど生活していくうえで重要な役割を担っています。

前ももが硬いと起こる不調

反り腰

大腿四頭筋のうちの大腿直筋は、骨盤からスタートしていて脚を動かす時に働き日頃から酷使されやすい部分です。ここが硬くなって縮んでしまうと骨盤が前方に引っぱられ、上半身が前方に倒れる状態になります。そうなると、無意識のうちに腰を反らせて上半身だけを後方に引き戻そうとします。これが反り腰姿勢に繋がります。

脚のラインが張る

反り腰になると、太ももの前側に力がかかります。すると筋肉が縮んだ状態になり、太ももの前側が張り出してしまいます。脚のラインが気になる場合は、脚のトレーニングを頑張る前に、太ももの柔軟性を高めることが効果的です。

腰痛

腰を反らそうとする時に使われるのが「脊柱起立筋」と言われる、姿勢を維持するための筋肉です。この筋肉に過度な緊張を継続させると、腰背部が張り腰痛の原因になります。

前ももをほぐすとメリットたくさん

大腿四頭筋をほぐすと血流が促され、冷えやむくみの改善に繋がります。ほっそり脚になるだけでなく、股関節の動きや膝の動きがスムーズになることで、膝痛を予防も期待でき、姿勢の改善、腰痛の予防にも繋がるなど、メリットがたくさんあります。

伸ばすだけでスッキリ！前ももストレッチ

1.両膝を立てて座り、右膝を正座のように折りたたむ。両手のひらをお尻の後ろにつき、指はお尻側に向ける。手で床を押し、肩甲骨を寄せながら胸を高く引き上げる。膝が床から浮いたり、外側に開かないように注意して。

2.余裕があれば両ひじを床につく。30秒〜1分キープし、脚を入れ替え反対側も行う。

3.仰向けになり右膝を立て左脚をまっすぐ伸ばす。右膝を左側の床に倒す。

4.体を倒した方（左側）に向けて横向きになり、左ひじを床につき手のひらを頭の後ろに添える。伸びている左脚の膝を曲げ、右手でつま先をつかみ、かかとをお尻に引き寄せる。余裕があれば左膝の位置をさらに後ろに移動させる。30秒〜1分キープし、脚を入れ替え反対側も行う。

5.両脚を揃えてうつ伏せになり、両膝を曲げる。両手でつま先をつかみ、かかとをお尻へ引き寄せる。30秒〜1分キープする。

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