夏は意外と痩せにくい季節?代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体になる【四つ這い体幹トレーニング】

 夏は意外と痩せにくい季節?代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体になる【四つ這い体幹トレーニング】
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夏は暑くて汗をかくし、食欲が落ちることもあるから、痩せるチャンス…そんな気がするかもしれませんが、実は夏は冬よりも痩せづらくなることもあります。代謝をあげて脂肪を燃焼しやすくするには、筋肉を使う体幹トレーニングもおすすめです。まずひとつ、試してみませんか?

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夏は脂肪を溜め込みやすい?

私たちの体は、動かすことでエネルギーが消費されますが、体を動かしていないときでも、呼吸や体温維持、臓器の機能維持などによって消費されるエネルギーがあり、これを「基礎代謝」といいます。

冬の寒い時期は、体が体温を一定に保つために、熱を生み出そうとしてエネルギーが消費されます(基礎代謝量が上がる)が、夏は気温が高いので、冬のようには代謝が上がらなくなることも。それに加えて、夏は冷房で体が冷える、汗をかいて体内の水分が減るなどして、血流の低下も起こりやすく、これも基礎代謝量を下げる原因の一つです。

1日の総エネルギー消費量のうち、基礎代謝量は約60%を占めています(残りは、食事誘発性熱産生の約10%と、身体活動量の約30%)*。基礎代謝量が落ちるということは、エネルギー消費量が落ちるため、体に取り入れた栄養はエネルギーとして使われずに脂肪に変わります。

基礎代謝量と筋肉量は比例しています。多くの筋肉を使って、体のバランスを保つ体幹トレーニングで筋肉が鍛えることができれば基礎代謝量が上がり、体にたまった脂肪を燃焼しやすくなります。基礎代謝アップのために、これからご紹介する体幹トレーニングを試してみませんか?

*参考:e-ヘルスネット(厚生労働省)「身体活動とエネルギー代謝」

四つ這い体幹トレーニング

四つ這い
Photo by Kayoko Yoshida

① 四つ這いになる。両手は肩の下に、膝は腰の下にくるようにそれぞれ位置を整える。

四つ這い
バランスをキープして体幹力アップ! / Photo by Kayoko Yoshida

② 息を吸って、右手を床から離して腕を耳の横から前に伸ばし、左脚を持ち上げる。右の指先との左のかかとを引き離すように、全身をしっかり伸ばす。

四つ這いバランス
Photo by Kayoko Yoshida

③ 息を吐きながら、背中を丸め、右のひじと左の膝を曲げて、胸と床の間でで互いに引き寄せる。ひじと膝を合わせる十分なスペースができるように、お腹をしっかりと引き入れて背中を丸めるのがポイント。

息を吐ききる時に、ひじと膝がつく(または、できるだけ近づく位置にくる)ように、呼吸と体の動きをきちんとそろえる。動きよりも呼吸が早くなったり、途中で息を止めないように気を付ける。

④ 息を吸って、右腕と左脚を伸ばし(②に戻る)、吐いて背中を丸めてひじと膝を引き寄せる(③)。この動きをセットで5回ほど(頑張れそうなら、もう少し回数を増やす)繰り返し、終わったら四つ這いに戻って反対側も同様におこなう。

バランスが取ることができず、ひじと膝を引き寄せるのが難しければ、②の姿勢で数呼吸キープするだけでも大丈夫です。体が安定してきたら、互いを引き寄せる動きをプラスしてみましょう。

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AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



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四つ這い
四つ這い
四つ這いバランス