女子一人旅、アーユルヴェーダ体験記・最終回:南インド至福の4日間レポート

 女子一人旅、アーユルヴェーダ体験記・最終回:南インド至福の4日間レポート
Photo by Misa Tokimitsu
Misa Tokimitsu
Misa Tokimitsu
2018-07-28
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少しずつ効果を実感

スリランカのバーベリンでは、食事は美味しいし、珍しい料理が並んでいたので毎食腹10分目まで食べていました。しかし、ここでは好きなものを選び食べていたのですが、腹7分目くらいになると満足するようになりました。トリートメント時間の関係もありますが、ランチを食べずに1日2食で十分でした。アーユルヴェーダ生活が1週間を過ぎ、効果が出始めたのでしょうか。自分の消化の力に合った、適切な食事量に変化してきたのかもしれません。東京の生活では外食がほとんどで、お酒の量も多い日々。やっと浄化され、身体の声がようやく聞こえるようになったのかなと感じました。

ダイエットが目的ではありませんでしたが、アーユルヴェーダの食事は消化がよいので胃に残らず、体内の毒素と過剰なドーシャを排出する目的で作られているので、食べれば食べるほど、体が軽くなるのを実感しました。食べた物がそのまま自分の血になるのだから、「食事を最重要視する治療」という考えは当然のことであると。

1週間でこれほどまでに効果がでるのであれば、1ヶ月以上滞在したら、どれほど内から外からピカピカの身体になるのだろう。きっとものすごく再生できるはず!美味しいご飯と心地よいマッサージがあるのだから、何も苦はありません。次回来るときは、必ず長期滞在をしよう!と、心に誓いました。

アーユルヴェーダの出会い:自分の病で人に迷惑をかけたくない

実のところ、アーユルヴェーダの旅に出たきっかけは、自分の体調不良だけではありませんでした。この旅から6年程前、父の脳幹に大きな腫瘍が見つかったことも理由の一つです。開頭手術によって半身麻痺生活。その後も病が併発し、入退院を繰り返しました。もちろん本人が一番辛いことはわかっていますが、長い闘病生活で家族の心身も疲労してきました。健康でいることは、自分のためだけではないようです。周りの人々への影響も大きいと父の病気で痛感しました。自分のせいで他人に負担をかけたくない!と思い始め、予防医療や自然療法に興味を持ち、アーユルヴェーダに出会いました。父の脳腫瘍は、私に健康の大切さを考えるきっかけとなりました。
また、自分自身も蕁麻疹が出るまで身体に溜まった毒素に気づかず、心と脳は完全に麻痺していたのに気がつきませんでした。この時のアーユルヴェーダの治療と食事法は、私に忘れてしまった「自分の快適な状態」と「本来の気持ちよさ」を教えてくれました。

初めてのアーユルヴェーダ体験から4年......

スリランカ、南インドでの体験は、たった10日間でしたが、今でもあらゆる方面で私の指針になる貴重な旅となりました。定期的に自分の身体と真剣に向き合う時間は大切です。これからも、ヨガに励み、呼吸法や瞑想、アーユルヴェーダ的生活をとりいれながら、身体の声がいつもで聞き取れるくらいクリアな状態でいたいと思っています。

インド
トリートメンと後はゆったり過ごす。ハンモックから見上げた空の様子。

もしも名前のつかない不調が続いたり、身体のノイズに鈍感になってきたと感じたら、本場でお籠りアーユルヴェーダを試してみることをお勧めします!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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