足指ジャンケンできる?【足首、つま先、指の形】がすっきりする|超気持ちいい足指ほぐし体操
暑くなってくるとサンダルやミュールなど足先が見える靴を履く機会が増えますよね。そんな時に気になるのが、足首のくびれや足先、指の形など。今回は素足に自信がつく足指運動を紹介します。
足指の果たす役割とは
足指は全身に関係する大事な働きを持つ
現代人の足指は本来の機能が発揮されていないと言われてます。理由は、靴を履いて生活する時間が長くなり、足指の筋肉が硬くなってしまっているためです。意識することの少ない足指ですが、体にとってとても重要な役割を果たしています。
①全身のバランスをとる
足の指はバランスの維持の役割を担っています。体が前に倒れそうになった時、足指を曲げて地面をつかむことで転倒を予防します。逆に後ろへ倒れそうになったときは、足指を上に反らせたり動かすことで重心を前に維持します。
②歩行時の速度を維持する
人間の歩行は「足指で地面をつかむ→蹴り出す」ことで前に進んでいます。足指に筋力があれば安定して歩くことが可能になり、長時間歩いても疲れにくくなります。また長距離も楽に移動できるようになり、自然と体力も増強されます。
③土踏まずをつくる
土踏まずは足を地面に着地した時、地面からの衝撃を吸収する役割があります。本来、足裏は運動時に1番最初に地面からの衝撃を受ける部分。しかし、土踏まずがない扁平足の状態だと、地面からの衝撃が直接全身に伝わってしまい、足の疲れや関節の痛み、腰痛や姿勢の歪みなどの原因になってしまいます。
足指に関わる筋肉
足指を動かす筋肉は、足部にある「内在筋」と、足首やふくらはぎに渡っている「外在筋」です。両方の筋肉は、足首や足指を動かし固定する働きのほか、足の形を保つ役割もあります。内在筋は筋肉そのものが大きくないので力は強くありませんが、足指を握る・開くといった動きをのサポートをしてくれます。
足指ジャンケンできる?
足指でジャンケンをしてみましょう。パーやチョキの形が苦手な方は内在筋が硬くなっていたり、弱くなっている可能性があります。
私たちの手足の指は曲げる力の方が強く、広げる力は弱いので、広げる運動を意識的にしないと、どんどん指が曲がっていくと考えれています。歳を重ねても自分の足で力強く歩くために、足指は日頃から積極的に動かしましょう。
足指をほぐして脚全体をスッキリさせる
足先をほぐすことで、冷えやむくみの対策になったり、関節の痛みや外反母趾といった足のトラブルの改善にもなります。足が上手く使えると脚全体がスッキリしますし、長時間の運動もできるように。これらのことから全身の姿勢改善や代謝向上にもつながっていきます。
今回は、足指運動前のウォーミングアップから紹介します。
【準備運動】
お風呂上がりなど指先が温まっている時にするとより効果的。(2)の動きを繰り返すことで、足指のつけ根に刺激が入り血行が良くなります。
(1) 床や椅子に座って片方の足をもう片方の太ももの上にのせ、足指と手指を絡ませる。
※手指を足指の根元まで差し込むのが好ましいですが、難しい場合は無理しなくてOK。
(2) 足指を握った手で足指全体を包んで力を入れたり抜いたりして、足指をリラックスさせる。
(3) 片膝を立て、両手をグーの形にする。足の甲やスネをこすって足全体を刺激する。
他にこんな動きもおすすめです。
・足指の間に手指を入れ、足首を反らす、回す
・足指を1本ずつ手でつまんで引っ張る、回す
【足指体操】
立つ、もしくは座った状態で、足裏に均等に体重をかける。
(1) 足指を全部を一気に持ち上げる。余裕があれば指の間を大きく広げてキープする。
(2) 親指のみ地面に下ろしてキープ。次に残りの4本の指を下ろす。
(3) もう一度親指〜小指を持ち上げ、親指と小指だけを下ろしてキープ。次に残りの3本指を下ろす。
最初は手で補助などをしながら、無理なく動かしていきましょう。
動画で確認したい方はこちらから
AUTHOR
宇都宮明香
五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く