ガチガチ・パンパン【しぶとい頑固な肩こりに】上半身のリンパを流す「ワシのポーズのアレンジ」
頑固な肩こりに悩まされていませんか? デスクワークなどで長時間同じ姿勢をしていたり、猫背などの姿勢の悪さにより、筋肉が緊張し巡りが悪くなることが、肩こりが解消しない原因です。こちらの記事では、上半身のリンパの流れを促し、辛い肩こりがすっと軽くなる「ワシのポーズのアレンジ」をご紹介します。
リンパの流れが悪くなると免疫力が低下する
体中を巡っているリンパ管の中を流れるリンパ液は、体内の老廃物や侵入した細菌やウイルスを外に排出する役割があります。このリンパ液の流れが悪くなってしまうと、体内の余分な水分などが排出されなくなり、免疫力が低下し体の疲れがとれにくくなります。リンパ菅の太くなった部分は「リンパ節」と呼ばれ、イラストのように主に関節付近にあります。
上半身のリンパケアで肩こりスッキリ
上半身のリンパの流れを改善すると、肩こり改善などの効果が期待できます。肩こりに改善に関わるリンパ節は、以下の3カ所にあります。
・鎖骨…老廃物の出口とも言えるリンパ節です。ここが詰まると、肩こりやだるさなどを感じやすくなります。
・わきの下…外部から異物が入ったときに、一番に免疫機能が働く場所です。流れが悪くなると、肩こりや四十肩の原因になってしまいます。
・耳の後ろ…流れが悪くなると、肩こりや頭痛、自律神経の乱れなどの原因につながります。
上半身のリンパを流す「ワシのポーズのアレンジ」
両手を絡めてひじを上にあげるワシのポーズに、首まわりの筋肉をゆるめたり縮めたりのアレンジを入れた動きです。一つ一つの動きを丁寧に行うことで、肩こり改善に関係する3カ所のリンパの流れを促すことができます。
①右手を下にして両手をクロスし背中に回し、自分をギュッと抱きしめます。このときに、肩甲骨まで手が届くかをチェックしてみてください。肩甲骨にさわれない場合は、背中の筋肉がガチガチに固まっていることが考えられます。
②二の腕を絡めたままひじから上を垂直にあげ、手の甲同士もしくは手のひら同士を合わせます。手の甲が合わせられない方は、離れていてもOKです。
③息を吸いながら天井を見上げ、背中を反らしていきましょう。
④息を吐きながら背中を丸め、床を見ます。
⑤呼吸に合わせながら5セット行いましょう。腕の組み方を変えて反対も同様に行ってください。
【ポイント】
腕を組みにくい人は、背中や肩まわりの筋肉がガチガチに硬くなっている可能性があります。背中や肩、腕の筋肉をほぐすストレッチをあらかじめ行いましょう。
動画を確認したい方はコチラ
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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