猫背対策で老け見え卒業【たった2分】日々の生活でガチガチに硬くなりやすい大胸筋&菱形筋ほぐし
猫背による老け見えや肩こりの解消には胸と背中の両方の硬さをやわらげるのがおすすめです。たった2分でできる上半身ほぐしを習慣づけて姿勢を整え、不調を解消していきましょう!
猫背になると硬くなりやすいのは…
猫背=前かがみの姿勢になると胸にある筋肉の大胸筋は縮んだ状態になります。猫背が続くと大胸筋は硬くなっていき、背筋を伸ばして姿勢を整えようとしても上手く伸ばせず、背中が丸いままの方が楽な姿勢に感じてしまうことも。縮んで硬くなった大胸筋をほぐし、胸が自然に開かれて、前に傾いた頭と両肩が本来の位置に留まるように整えていきましょう。バストアップにも効果的です。
猫背対策でもうひとつアプローチしたい筋肉は、上半身の背面、背骨上部と肩甲骨をつなぐ菱形筋(りょうけいきん)です。菱形筋は小菱形筋と大菱形筋の2つからなり、左右の肩甲骨を寄せ合う(背骨の方へ引き寄せる)、胸を張る姿勢をとる働きをしています。猫背になるとこの働きが弱くなり、筋肉が硬くなってしまうので注意が必要です。それぞれ1分ずつほぐして、ゆるめていきましょう。
大胸筋ほぐし
<やり方>
1)床や椅子に楽な姿勢で座り、両手を組んで後頭部に添えて、できるだけ肘を開く
2)息を吸いながら、後頭部で両手を押すようにしながら胸を引き上げ、目線をやや斜め上に向ける
3)腰を反らせるよりも肘を外に開くことを意識して肘はできるだけ開いた状態を保ち、胸を横にしっかりと伸ばす。3〜5呼吸ほどキープ
4)吐きながら両肘を閉じながら背中を丸める。手で無理に後頭部を押したりせず、手の重さを感じながら首の後ろを伸ばす。
5)息を吸いながら上半身を起こして、ここまでの動きを3回ほど繰り返す
菱形筋ほぐし
<やり方>
1)両膝を立てて座り、足を腰幅程度に開く
2)上半身を少しねじるようにして左側に向け、左のつま先を床から上げて、右手で左足の外側をつかむ。 左手は左のお尻の横におろす
3)右の足の裏と左手を互いに押し合い、右側の菱形筋をしっかり伸ばす。手と足裏を押し合うのがポイント
4)目線を少し下げて右の首の後ろのストレッチ。ゆっくりと5呼吸ほど繰り返したら、上半身を起こして反対側も同様に行う
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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