腸内環境が整う副菜レシピ!3ステップで出来る「キウイのサルササラダ」【管理栄養士考案】
食物繊維、ビタミンなど栄養豊富なキウイは、毎日でも食べたいフルーツ。そんなキウイ農業が盛んなニュージーランドのリアルなフードトレンドと、キウイで作る簡単な副菜レシピをご紹介します。キウイで作るので腸にも嬉しく、作り置きができるので、あと一品...という時におすすめです。
キウイはフルーツの中でも食物繊維やビタミン、ミネラルなど、不足しやすい栄養素がぎゅっと詰まった万能食材。そんなキウイ農業が盛んなニュージーランドでは、新たなフードトレンドとして「プラントベース」と「発酵食品」がきているそう。
そこで、現在ニュージーランドで栄養士として働かれている、ダニエラ・アーミテージさんに、ニュージーランドのフードトレンドについてお聞きしました。
ニュージーランドのトレンドは”発酵食品”と”プラントベース”
プラントベース|植物性の食材で健康度を上げる
「ニュージーランドは肉と乳製品の生産で有名な国です。一方で、植物ベースの食事も人気が高まっており、動物性食品の少ない食事を取り入れる人が増えています。
調査によると、ニュージーランド人の 3 人に 1 人は意識的に肉の消費を控えているそうです。肉を食べる量を減らす第一の理由は健康のため、その次が環境面の理由、そして動物福祉と金銭面が続きます。このため、数年前に比べてスーパーマーケットにはさまざまな植物ベースの製品が増えていますね。」(ダニエラさん)
発酵食品|腸内環境を整えるプロバイオティクス源
「腸の健康は、ニュージーランドでもよく話題になります。多くの人が健康な腸を保つことの重要性を感じていますね。中でもキーワードになる”プロバイオティクス”は、腸内に届く生きた微生物で、腸内細菌の健康的なバランスを維持するのに役立ち、消化と免疫機能にとって重要です。
腸の健康を改善する 1 つの方法は、プロバイオティクスが豊富な食品から善玉菌を取り入れること。キムチやザワークラウト、味噌、ヨーグルト、ケフィア、コンブチャなど、発酵食品にはプロバイオティクスが含まれています。 発酵食品が注目されるようになってからは、スーパーマーケットでのプロバイオティクス食品の種類は増えていて、どんどん新しい商品が開発されています。ちなみに、近年、ザワークラウトやプロバイオティクス飲料などの発酵製品がニュージーランド フード アワードで賞を受賞しています。」(ダニエラさん)
プラントベースと発酵食品、健康意識の高まりから国全体のトレンドとしてこの二つがどんどん取り入れられるようになったニュージーランド。中でも特産品であるキウイを使った、ランチにピッタリなレシピをご紹介いたします。
混ぜるだけで簡単!キウイのサルササラダ&ヨーグルト添え
材料
<サルササラダ(作りやすい量)>
● キウイ 1個
● トマト 1個
● きゅうり 1本
● レモン汁 10g
● オリーブオイル 5g
● 塩 2g
● ブラックペッパー 少々
<サラダ材料>
● ベビーリーフ 適量
● 水切りヨーグルト 水切り後50g
(ギリシャヨーグルトでも大丈夫です)
作り方
①最初にサルササラダを作ります。キウイ、トマト、きゅうりを細かめに切り、ボウルに移す。大きさはお好みで大丈夫ですが、細かくするほどしっかり味が染み込んで美味しくなります。
②オリーブオイル、レモン汁、塩、ブラックペッパーを入れて、よく混ぜるだけでサルササラダの完成。
③ベビーリーフをお皿に入れて、上からサルササラダをかける。水切りヨーグルトをトッピングして完成。
このサルササラダは切って調味料を入れるだけなので、作ってしまえばいろんなものに応用できます。
例えばトルティーヤチップスやオートミールなどと合わせても美味しいですし、豆腐に載せたら洋風な副菜の出来上がり。
また、今回は水切りヨーグルトをトッピングしましたが、発酵食品を取り入れるという意味と、タンパク質を入れて食べ応えをアップさせるという意味があります。また、食物繊維が含まれるキウイと一緒に食べることで、腸への嬉しい効果が期待できますね。
だんだんと暖かくなって、冷菜を美味しく感じる季節。キウイはフルーツの中でも、発酵食品やプラントベースな料理などに使いやすい果物。ぜひ、作ってみてくださいね。
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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