【新玉ねぎ】どこまでむくのが正解?緑色の部分は食べられる?ポイントを管理栄養士が解説
3月から5月の間に旬を迎える新玉ねぎ。生で食べるとシャキシャキとした歯応えを楽しめて、煮込むととろりした食感に。甘味が感じられておいしいですよね。春になると「新玉ねぎ」を手に取りたくなりますが「どこまで皮をむいたらいいの?」と悩むことがあるかもしれません。今回は、新玉ねぎの皮についてお伝えします。
新玉ねぎの皮はどこまでむくべき?
むくかどうかの判断は皮の「薄さ」
どこまでむくか迷ってしまう新玉ねぎですが「薄い皮はむく、分厚いところは食べられる部分」と判断してむいてみましょう。
一般的に、玉ねぎというと「茶色い部分が皮」ですが、新玉ねぎは皮の部分が白い場合もあります。新玉ねぎの皮をむくときに「むくべき?それとも食べられる?」と迷うのは皮の色が白いからかもしれません。
そんなときは「白くても薄いならむく」と判断するといいですよ。白くて肉厚な部分を料理に使うようにしましょう。
緑色の部分は食べられる?
玉ねぎの皮を向いていくと緑色の部分もあり、食べられるのかどうか迷うかもしれません。玉ねぎの緑色の部分は、葉緑素により緑になっているだけなので食べられる部分です。
食べられない部分かも…と思って今までむいていた方は、次からは緑色の部分も捨てずに食べてみてくださいね。ただし新玉ねぎの場合、厚さが薄い緑色の部分は皮なので、むいておきましょう。
新玉ねぎと普通の玉ねぎはどう違う?
皮をむくときの判断に困る新玉ねぎですが、普通のたまねぎとはどう違うのでしょうか。実は、新玉ねぎと普通の玉ねぎはもともと「同じ玉ねぎ」なのです。
玉ねぎは一般的に収穫後に1か月ほど乾燥させてから出荷されます。新玉ねぎは、その乾燥の過程がなく出荷されるので肉質がやわらかく、水分が多くてみずみずしい状態で市場に出回ります。つまり新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いは「乾燥させているかどうか」なだけなのです。
新玉ねぎが出回る3〜5月の間に、普通の玉ねぎもスーパーマーケットなどに並んでいますよね。「どちらを買おうかな」と迷うかもしれませんが、迷ったときは「好み」で判断してOKです。
というのも、新玉ねぎと普通の玉ねぎは栄養成分に大きな違いがありません。「栄養素が豊富な方」を選びたくなるかもしれませんが、気にせず、味や食感・値段などで好みのものを選んで問題ありませんよ。
ただし、すぐに食べない場合は普通の玉ねぎを買うのがおすすめです。新玉ねぎは乾燥させていないので水分を多く含んでおり、普通の玉ねぎよりも日持ちしません。2〜3日以内に食べ切らないのであれば、普通の玉ねぎを購入するのがおすすめです。
新玉ねぎを購入したら「薄い部分」を取り除いて料理してみましょう。新玉ねぎはみずみずしくて辛味が少ないので生で食べるのがおすすめです。サラダやマリネにして、新玉ねぎのみずみずしさとおいしさを味わってみてはいかがでしょうか。ちなみに、玉ねぎの皮は、間違えて食べてしまっても問題ありませんので、安心してくださいね。
AUTHOR
なつめももこ
管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。
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